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7話 ページ9

気付いた瞬間には遅かった


三ツ谷が彼の胸ぐらを掴んでいた




三ツ谷「おい!テメェ御幸に何しやがった!?」




この状況だと三ツ谷が勘違いするのも仕方ない



いや、それは置いといて




あ「三ツ谷っ!離して!何も悪くないよ!」




三ツ谷「は?じゃあなんで泣いてんだ」




あ「それは……」




答えられなかった


三ツ谷にも、ここにいる彼にも言えるはずがない




あ「ホントに!私が勝手に泣いちゃっただけだから!離してあげてよ!」




私は彼の胸ぐらを掴む三ツ谷に後ろから抱きついて止めた




三ツ谷「っ!……ホントに何もわかんねぇんだな?」



三ツ谷は彼にそう聞いた




「あぁ、話してたらいきなり泣いちゃって……俺も何が何だか……」




三ツ谷「そっか……悪かった」




三ツ谷は彼にそう謝る



彼も三ツ谷に気にすんなと、そう言って教室を出て行った


そして、三ツ谷は後ろから抱きつく私の腕を外して、向かい合うように立つと、抱き締めた



三ツ谷「大丈夫か?何があった?」



優しく頭を撫でながら、小さな子供をあやす様に聞く三ツ谷



あ「大丈夫……ごめんね、心配かけて」



三ツ谷の胸元に縋り付きながら泣く私はなんなんだろう



三ツ谷「ゆっくりでいいから。好きなだけ泣けよ」




三ツ谷の優しさがら痛いほど染みる


私はあなたを好きになれてない


違う人を想って泣いてる




あ「ごめんね」



三ツ谷「謝ることじゃねぇよ」




三ツ谷はそう言えば、一層力を込めてギュッと抱き締めた





あ「ホントにごめん……ありがとう」



泣き止んでから三ツ谷から離れてそう言う




三ツ谷「気にすんな。てか、目ぇ腫れたな」




目元を親指で撫でると三ツ谷は待ってろと頭を撫でて教室を出た



戻ってくると、手には絞られたハンカチがあって




三ツ谷「ほら、これ目元に当てとけ」



そう私に言った



あ「ありがと」



あーやばい


また涙が溢れそう




三ツ谷「おいおい、今度はなんで泣いてんだ」



あ「三ツ谷の優しさが身に染み過ぎて泣いてる」



三ツ谷「なんじゃそりゃw」




三ツ谷は笑うとポンポンと私の頭を撫でた


あー


三ツ谷を素直に好きになれたらどれだけ楽だろう……

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たまごかけごはん - ファアァアァァァアァアアアアア(??????)好きすぎますゥゥッッッ…更新頑張ってください!!!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: db0639213b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 好きです。 (2021年9月10日 22時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
零。 - ウッッッッッッ(尊死)アッッッッッッッ(心肺停止) 好きッッッッッッ(感想的な何か&遺言)あ、ピンク展開きたら俺が泣き叫びまs(((((((また来ます!(スライディングdogeza) (2021年9月2日 22時) (レス) id: 7f3bd8d569 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいちさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年8月22日 23時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいち - いやぁぁ好きぃぃぃぃぃぃぃ 更新頑張ってください!! (2021年8月22日 22時) (レス) id: f5a49dd07f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月12日 23時

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