ラブレター渡す相手間違えた【三ツ谷隆】

20話 ページ23

あ「え！？お母さん！？」


私は驚き、隆は固まっている


母「あら？お友達？」


そうしている間にも、お母さんはこちらに来る


三ツ谷「はじめまして。Aさんとお付き合いさせて頂いてる、三ツ谷隆です」


お母さんに礼儀正しく挨拶する隆


母「あら、そうなの〜！もう帰っちゃうの？」


三ツ谷「はい。妹たちが待ってるので、今日はお暇させていただきます」


笑顔で言う隆にお母さんの好感度は爆上がりなようだ


母「妹さんたちの面倒見てるのね！偉いわ〜！また来てね、いつでも歓迎するわ」


三ツ谷「ありがとうございます！お邪魔しました」


す、凄い……


一瞬でお母さんを味方につけた


お母さんはバイバイと手を振り、私と隆は玄関まで行く


お母さんがいなくなったところで、


三ツ谷「ﾊｧ……心臓止まるかと思った」


あ「え？嘘？すごく普通に話してたじゃん」


そう言えば、


三ツ谷「Aのお母さんに良く見てもらいてぇじゃん。頑張ったの」


そう手を握って言われた


あ「私のためにありがとう」


三ツ谷「ん。じゃ、帰るわ」


あ「うん、気をつけてね」


おう、隆はそう言うと手を振って歩き出した


私はそれに手を振り返して、見送った


･


母「隆くんいい人じゃない」


あ「うん……お母さん……今日はホントにありがとう。お母さんのおかげで仲直り出来た」


そう言えば、お母さんはそう、と笑った


母「また、隆くん連れてくるのよ〜！私、もっと話してみたいし」


あ「ふふっ、わかった」

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