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16話 ページ19

放課後、エマちゃんの言っていたカフェに足速に向かう


そこには楽しそうに話すAとエマちゃん


……もしかしてAに俺が来ること言わなかったな?


そう思いながら、エマちゃんに着いたとメールを送る


すると、エマちゃんは席を立って、Aに何か言う


そして、こちらを見ると来てと口パクで言っている


俺は頷いて、エマちゃんと入れ替わりでAの正面に座った


あ「え……?隆?」


驚いた顔で俺の名を呼ぶA


三ツ谷「昨日の話……聞かせてくれ」


そう言えば、Aはうんと頷いた


あ「私、最初は違う人が好きだった。その人にラブレターを書いて、下駄箱に入れたつもりだったの。それがまさか隆の所に入れてたなんて夢にも思わなかった……

隆が返事してくれた時、私、すごく自己中な考え方しちゃって……本当の事を言っても隆はきっと笑って許してくれる……だけど私は気まずくなる。だから付き合うしかないなって……

隆の事は友達として好きだったし、きっと上手くやれるだろうって……

でも、段々変わってきたの。付き合ってからの隆を見て、隆を好きになった……

前に教室で泣いてたのは、元々好きだった人と隆との話をされて……ちょっと苦しくなったから……

前の話はこれくらいにして、今の話をさせて欲しい。
私ね、もう隆のこと大好きなの。私を大切にしてくれる所も、甘え上手な所も、男らしい所も、お兄ちゃんしてる所も……全部全部大好き。そう思う度に、最初に嘘をついてしまったことを思い出して、罪悪感で苦しくなった。いつか言わなきゃって思ってたのに、私が先延ばしにしてたから、あんな形で聞かせることになった……
本当にごめんなさい。別れるって言われても仕方ないよね」


Aは悲しそうに笑った


そんな顔させたかったわけじゃない


けど、そんな顔にさせたのは俺で……


三ツ谷「ごめんな。
俺自分のことばっかでAの話聞かずに別れるなんて言って……
俺もさ、Aのこと大好きだから、なんて言われても好きで好きで仕方ないし……最初はあれでも今俺を好きならそれでいいって思っちまう。

俺から別れるって言ったけど、また俺と付き合ってくんねぇか?今度こそちゃんと2人で始めよう。もうAに罪悪感を感じさせることも、悲しい思いをさせることもしねぇ。だから、付き合ってくれ」


そう頭を下げれば、机にポタリと雫が零れる

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たまごかけごはん - ファアァアァァァアァアアアアア(??????)好きすぎますゥゥッッッ…更新頑張ってください!!!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: db0639213b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 好きです。 (2021年9月10日 22時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
零。 - ウッッッッッッ(尊死)アッッッッッッッ(心肺停止) 好きッッッッッッ(感想的な何か&遺言)あ、ピンク展開きたら俺が泣き叫びまs(((((((また来ます!(スライディングdogeza) (2021年9月2日 22時) (レス) id: 7f3bd8d569 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいちさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年8月22日 23時) (レス) id: 8f9f2425a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいち - いやぁぁ好きぃぃぃぃぃぃぃ 更新頑張ってください!! (2021年8月22日 22時) (レス) id: f5a49dd07f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月12日 23時

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