一枚上手の好きな人【五条悟】

7話 ＊ ページ9

五条「……帰んないで、俺の家来てよ」


私にしてやられたのが悔しいのか、悟はそう提案する


あ「いーよ？」


まぁ、過去のこととは言え、私たちは若い頃遊んでいたんだ、もちろん異性とね


やることなんてきっと一つ


ただ、その名称が“遊び”ではなく、“愛し合う”になるんだろう


高専時代に悟とは1回だけしたことがある


ホントに火遊びは危険だなって思った


あんなに翌朝腰が痛かったのは、きっと後にも先にも悟だけだ



あ「愛し合おっか？」


五条「もちろん」



私の問いかけに悟は当たり前だとでも言わんばかりの笑みでそう言った


･

五条「A、好き、愛してる」


あ「ﾝｯ、ぁ、私もっ」


高専時代の割と乾いた行為とは真逆の、ドロッドロに溶かされそうな程の行為


何度も降ってくる口付けも、止まらないほど押し寄せてくる快感も、好きの言葉も


全部が初めて


明日はヤバそうだな……


けど、ここで止められるほど私はお利口さんじゃないから


あ「悟、もっと、もっとしてっ」


煽るように、そう言うと


五条「ほんっと、煽り上手なんだから！」


なんて


明け方までずっと終わらなかった




悠仁ごめん


明日の特訓は無理です……

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