一枚上手の好きな人【五条悟】

24話 ページ27

あ「全員集まりましたね」


五条「そうだね〜。で？今日はなんの話？」


そんなことを聞いても定期的な場であるから、内容は無いに等しい


まぁ、近況報告くらいはあるけど


禪院「まずは近況報告が恒例。そのあとは特に無いだろう」


ほら無いって言っちゃった！


あ「そうですね。では、赤破家から。私は数ヶ月前に日本に帰国し＿＿＿＿＿」


･


長い近況報告も終わった


そろそろ、私が腹をくくった話についてしようかなぁ


あ「ここで私から報告と言いますか……まぁ、話がありますので、聞いてください」


私はそう言ってから、悟を見る


悟は何かを感じ取ったようで、頭に？を浮かべる


あ「私、赤破Aは五条家当主･五条悟と結婚することを報告します」


悟を含め、その場にいた全員が驚く


五条「え？え？マジ？」


あ「マジ」


そんな私たちを、禪院家当主が咎める


禪院「当主2人の結婚など、家はどうするのです？赤破家は御三家を統括している家紋。五条家も御三家の一角。そんな両家の当主が結婚するなど言語道断」


やっぱりな〜


反対しちゃうよねぇ


私が五条家に嫁いだとしても、パワーバランスが崩壊する


逆に悟が赤破家に婿に入ったとしても、五条家は無くなるし、赤破家がさらに飛び抜けた存在になる


あ「私は赤破家を出ます。当主代理として私の代わりに赤破家を支えてくれていた従兄弟に任せようと思います。分家の出身ではありますが、赤破家の術式を継いでいますし、問題は無いでしょう。そこら辺の話は家で進めていますのでご心配なく」


加茂「では、当主の座を降り、五条家に嫁ぐのですか？」


私はそのつもりだと頷く


五条「なるほどね……」


ずっと黙っていた悟が口を開く


五条「僕はそれでもいいよ。Aと結婚できるならなんでもやるさ」


そう笑顔で言った悟


その言葉の裏には、反対したやつは潰す


そんな思考が垣間見えた


禪院「……分かった。禪院家は2人の結婚を認めます」


加茂「加茂家も認めましょう」


最強の言葉は凄いね


なんて思いながら


あ「ありがとうございます。諸々が決まりましたらまた報告致します」


今日はこれにて終了


あ「では、解散しましょう」

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