26話 ページ30
あ「送ってくれてありがとぉ。それじゃバイバイ」
私は手を振って家へ入ろうとする
すると
侑「なぁ、お前ってなんで色んな人とやるん？」
ドアに手をかけたところでそう聞かれた
あ「急やなぁwなんでやろ、まぁ、嫌いなものはやらないから、好きなんだろうね」
曖昧な言葉を紡いで笑いかける
自分でも正直わかってないんだ
行為をするのが好きなのは事実だろうし……
どうなんやろなぁ
侑「なんやそれ。自分の体は大切にせなあかんやろ。お前のこと本気で想ってるやつだっているんやで！」
少し怒ったように言う侑
なんや、いきなり
でもこのまま話し続けたら近所迷惑よなぁ
そう思って私は侑の傍に行き、グイッと顔を近付ける
あ「なん？もしかして侑、私のこと好きなん？」
話を逸らそうとそうからかう
我ながら酷い人間だと思う
心配してくれてるのに、それを仇で返すような行動
侑「そうやって言ったら？そう言ったらお前はやめるんか？」
あ「え？」
耳を疑う発言に、驚いて侑から離れた
侑「やから、俺がAのこと好きやって言ったらお前はもうやめるんか？」
ハッキリと私の目を見て告げた侑
驚いたことに本気らしい
なんで私なんかのことを……
あ「わかんない……侑と一緒におる時間は楽しいけど、そーゆうふうに見た事なかった……ごめん」
私はそれだけ言って、急いで家に入った
ドアを挟んだ向こう側からは足音が聞こえて、どんどん離れていくのがわかった
ズルズルと壁に背を預けて座り込む
あ「なんやあれ……」
あんな真剣な顔初めて見た
いつも人からの告白は曖昧な言葉ではぐらかしてきた
きっと侑にだってそういう風に言えたはず
なのに、私はきっと酷い顔で真面目な答えを出した
たぶん……
あ「侑のこと気になっとんのか……？いや、そんなわけ……」
今まで恋愛感情とは距離を置いていた
恋なんかしなくても、彼氏なんかいなくても、私は行為をする相手さえいれば良かった
なのに……
そう、悩んでいると
侑『ゆっくりでええから考えとってくれ』
そう、ラインがきた
侑の告白は本気やった……
なら、友達として、ちゃんと向き合わなきゃいけないと思う……
私は
『わかった』
そう返事をした
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サラ - この作品とても面白いと私は思います！新作も読ませていただきます🙇♀️ (2022年7月18日 13時) (
レス) @page6 id: 3d532de5ee (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 亜由羅さん» 最初はかなり低評価押されていたので、何がダメだったんだろうと思って、作者ページを設けさせて頂きました。今では完結してかなりたったにも関わらず、更新当時のようにアクセス数が伸びていてありがたい限りです！新作もよろしくお願いします！ (2022年7月14日 0時) (レス) id: 746d8caef6 (このIDを非表示/違反報告)
亜由羅(プロフ) - 最初あたりで低評価うんぬんかんぬん言ってましたけど、普通にめっちゃ面白かったです！新作も読ませて頂こうと思ってます！これからも頑張ってくださいね！！！ (2022年7月13日 23時) (レス) @page40 id: 221645b4bb (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年5月12日 20時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 凄く面白くていつも更新楽しみにしてます！！これからも頑張ってください！！ (2020年5月12日 20時) (レス) id: 72ed035e10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空
x他1人 | 作成日時：2020年5月10日 18時
