誘惑上手な彼女【宮侑･宮治】

19話 ページ23

あ「今回も合宿にする？」


宮侑と治と倫太郎で話し合いを始める


治と倫太郎は毎回テスト期間はうちに泊まり込みで勉強しとる


年に6回のこの合宿が実は楽しみだったりする


治「おん、もちろん。今回はツムも一緒かぁ。ツム、Aの色気にやられて手ぇ出すなよ？」


侑「誰がこんな女の色気にやられるか！サムこそお泊まりでハッスルせんように気ぃつけや！」



なんて、双子の会話をスルーして、倫太郎と話し出す


あ「じゃあ、今日からしよか。放課後、一旦家戻って教科書類と着替え持ってきてや」


角名「うん。」



治と宮侑は喧嘩始めると長いんよなぁ


ちゃんと今の聞いてたんか？


まぁ、ええか



あ「ほんじゃ、一旦解散！せやなぁ、6時半までには家に集合や。ご飯は用意しとくから」


3人「おん/うん」


．


あ「いらっしゃい」


見事に3人同時に家に来た


3人「お邪魔しまーす」


とりあえず先にご飯や


あ「部屋はいつもんとこな。宮侑んこと案内したってや。ほんで、荷物置いたらリビング来て、ご飯な」


3人は頷いて、部屋の方へと行った


ウチは両親共々かなりの高収入だから、割と広めの家に住んどる


やから、部屋数は多めやし、客室にも困らん


大量にカレーを作ったし、ご飯も炊いた


これで治も黙らせられるやろ


角名「配膳手伝うよ」


あ「ありがとう、じゃあご飯つぐからカレーかけて」


うん、倫太郎はそう言って手伝い出した


てか、双子はどうした？


遅ない？


あ「ごめん、ちょいと双子見てくるわ。ご飯は全員分ついだからあとはよろしく」


角名「はーい」


ほんっと手のかかる双子だ事


そう思いながらリビングのドアを開けると


あ「わっ！」

侑「あ！？」


宮侑が飛び込んできた


あ「痛ぁ。ちょ、どいてや」


押し倒されたような状態で、宮侑は丁度私の胸あたりに頭を埋もれさせている


治「ツムのやつ、Aの胸にダイブしとるw」


侑「うるっさいわ！」


宮侑は勢いよく立ち上がって、そう叫ぶ


治「A大丈夫か？」


治は私の手を引いて立たせてくれた


あ「おん、大丈夫や。ほなご飯食べよか」

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