絡まりあって、溶け合って【不死川実弥･冨岡義勇】

機能回復訓練 ページ19

療養期間は終わり、私は機能回復訓練に移った……


のは、いいんだが……


あ「なんで相手が柱なんですか！？」


柔軟や鬼ごっこを終えて、竹刀で訓練することになったのだが、まさかの柱が相手だったのだ。


病み上がりに柱が相手の竹刀稽古とか、怪我悪化しそうなんですが……


しかもその相手が……


？「よもや！A程の者の機能回復訓練に柱以外が相手にはならんだろう！しかも、病み上がりでもこの強さ！さすがAだな！その調子で早く元通りにするぞ！」


杏さんとか聞いてない！！！


あ「杏さん！手加減って言葉知ってますか！？」


この人さっきから私の急所(脇腹)ばっかり狙ってくる。


怪我治るどころか本当に悪化しちゃうよ…


煉「よもや！A相手に手加減なぞ、しよう物なら、他の柱に怒られてしまう！皆早く元気になって欲しい一心なのだからな！」


優しい言葉をかけられている気はするのに、気持ちよくその言葉を消化出来ないのは私だけだろうか…


でも、忙しい柱がわざわざ私のために訓練に付き合ってくれているんだ。


それだけでも感謝しないと。


あ「ありがとうございます！」






あ「ﾊｧﾊｧ……ありがとうございました。」


やっと終わった竹刀稽古


久しぶりに思いっきり動いたからか、2時間ほどやっていただけで息切れが怒 起こる。


煉「よく頑張ったな！明日は宇髄が来る予定だ！明日も頑張れよ！」


……天元さんか


あの人も手加減しないだろうな……


あ「はい！付き合って下さり本当にありがとうございました！」


杏さんは私の頭に手をポンッと置くと、ではな！と一言言って帰った。


……もしかしたら数日後にはサナエちゃんも来るかもしれない。


その時、私はどう対応すればいいのだろう……

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