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合同任務 〈四話〉 ページ12

あ「んぅ……」


気がつくとそこは見慣れた部屋だった。


?「あ!起きたんですね!しのぶさん呼んできます!」


見たことがない少年が私にそう言って、部屋を出た。


やっぱりここは蝶屋敷だよね。


起き上がろうとすると、脇腹に激痛が走る。


あ「いっ!?」


胡「まだ安静にしてないとダメですよ。A」


丁度よくしのぶさんが来て、私をゆっくり寝かせる。


胡「脇腹に深い傷が出来てます。恐らく、鬼に裂かれたのでしょう。すぐに呼吸で止血出来ていたので、重体にはなりませんでしたが、かなり危険な状態でした。」


あ「そう、ですか……あ!サナエちゃんは!?」


鬼は倒したけど、ここまではサナエちゃんが運んでくれたに違いない。


あの後何も起きなかっただろうか……


胡「龍頭さんは自分の御屋敷に戻っているようですよ。それにしても驚きました。あのAが怪我して帰ってきた上に、龍頭さんは20以上の鬼を倒したらしいじゃないですか。今まであまりあの子に対していい感情を持てませんでしたが、Aを無事連れて帰ってきて下さった以上、認めるしか無いようです。」


え?


20以上の鬼を倒した??


あ「えと、サナエちゃんがそう言ったんですか?」


胡「えぇ。お館様への報告には柱全員が立ち会いましたから。Aがこんな大怪我をして帰って来た事に驚く者が多かったですし。」


サナエちゃんが……?本当に……??


あ「そう、ですか。サナエちゃんにはお礼を言わなければいけないですね!」


何とか笑顔を作り、話を終えた。


……嘘をついている。


サナエちゃんは絶対に……


これは、もしかしたら……


本当に実弥さんの勘が当たっているのかもしれない。









?「あの人の匂いが変わった?何か、困惑しているような、裏切られたような匂いがする……」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 冨岡義勇   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 紫苑さん» 私も終わりよければ全て良し人間なんでw応援ありがとうございます!コメント嬉しいのでまたいつでもしてってください!これからもよろしくお願いします! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 空さん» あっ、よかったです!最後は和解して解決なら安心ですね!((( 個人的に終わりよければ全て良しなんで安心です!なんどもコメントしてすみません...。応援してます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: 6738526fae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫苑さん» なるほど!そうさせていただきます!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - それと、提案なのですがもし嫌われにされる場合嫌われが苦手な人や地雷の人が気づかずに読んでしまわないようATTENTIONのところに嫌われの注意書きを一言添えてはいかがでしょうか? (2019年10月26日 21時) (レス) id: 6738526fae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 藍莉さん» 初めまして!読んでくださりありがとうございます!「サザエちゃん」は私も今コメントを見て吹き出しましたwwwこれからも頑張りますので、最後までお付き合いください! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月25日 23時

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