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合同任務 〈三話〉 ページ11

しばらく走って森の中に入った。


いつ鬼が出てもおかしくない状況


感覚を研ぎ澄まして、いつ来ても気付けるようにする。


あ「っ!サナエちゃん!止まって!!」


私の声でサナエちゃんは立ち止まる。


龍「どうしたのぉ??」


え、もしかして気付いてない、の?


この、禍々しいほどの臭いに気配


確実に50体は鬼がいる。


あ「私たちを囲うように鬼の気配がある。数は恐らく50。刀を抜いて構えて」


サナエちゃんに言いながら私も二本の刀を抜く。


少しずつ、少しずつ臭いが近付いて濃くなってくる。


あ「くるっ!!」


真正面から鬼が飛んでくる。


あ「雪の呼吸、壱の形、細雪!!」


鬼の頸を確実に一発で仕留める技


細かい雪が刀から放出され、鬼の皮膚を侵食する。


鬼「ウガァァァァァ」


まずは一体


この鬼に続いて、隠れていた鬼たちが近づいてきている。


サナエちゃんは大丈夫かしら


サナエちゃんもなんとか一体倒したようだ。


あ「今から一気に来るから、気を付けてね!!!」


私はそれだけ言うと、次の形に備える。


これだけ多いと流石に持たない。


だから、広範囲の技を出す。


あ「雪花の舞、花吹雪!」


この技は鬼の数が多いほど、強くなる。


だから、今この状況、20体近い鬼が私の刀の届く範囲に来てしまえば一瞬で終わる。


刀を一振、それだけで、鬼の頭が転がり、塵となる。


私の方へ来た鬼の数的に、残りはサナエちゃんの方に行ったか…


私はサナエちゃんの元へ加勢しに走った。


あ「っ!!危ない!!!」


サナエちゃんの後ろから鬼が攻撃を加えようとしていた。


技が間に合わない!


あ「っカハッ」


脇腹に激痛が走る。


龍「Aちゃん!」


よそ見しちゃダメだよ、サナエちゃん…


鬼に裂かれた脇腹に呼吸を集中させながら止血、それと同時に、再び技を出す。


あ「雪花の舞、花吹雪っ」


視界の端で、次々と鬼が塵と化していくのが見える。


それと共に私の視界は暗くなって、体も力が入らない。


最後に見えたのはサナエちゃんの不気味な笑顔だった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 冨岡義勇   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 紫苑さん» 私も終わりよければ全て良し人間なんでw応援ありがとうございます!コメント嬉しいのでまたいつでもしてってください!これからもよろしくお願いします! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 空さん» あっ、よかったです!最後は和解して解決なら安心ですね!((( 個人的に終わりよければ全て良しなんで安心です!なんどもコメントしてすみません...。応援してます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: 6738526fae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紫苑さん» なるほど!そうさせていただきます!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - それと、提案なのですがもし嫌われにされる場合嫌われが苦手な人や地雷の人が気づかずに読んでしまわないようATTENTIONのところに嫌われの注意書きを一言添えてはいかがでしょうか? (2019年10月26日 21時) (レス) id: 6738526fae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 藍莉さん» 初めまして!読んでくださりありがとうございます!「サザエちゃん」は私も今コメントを見て吹き出しましたwwwこれからも頑張りますので、最後までお付き合いください! (2019年10月26日 21時) (レス) id: d888a76c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月25日 23時

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