討伐 -241 ページ1
ふぶきちゃんからの呼び戻しを受けたAとジバニャンは、オロチと別れ
来たる異変の状況把握のため、再びバスターズハウスへと戻って来た。
別行動をしていたフユニャンとコマさんも、同じくして帰還している。
どうやら、救出に出たチーム四人の誰も、全く痛手を負わずに済んだらしい。
「ふう、なんとか他のチームの救助は完了しましたが……」
「彼等の話だと、何者かに力を吸い取られたようだ……」
――四人は何事も無かったが、救助対象者として助けに向かったブシニャン、オロチ、
キュウビ等は、三人共、その周囲に居た謎の妖怪に力を吸い取られていたという。
また、ふぶきちゃんが言うには、他にもネタバレリーナや万尾獅子が救助対象になると
されていたのだが、こちらは突如、現地に現れた土蜘蛛と大ガマが対処していた。
しかし、二人は救助を終えたらすぐに何処へやらと姿を消してしまったのだ。
これまで所在の知れなかった彼等の行方は気になるが、今は優先すべき事がある。
深い溜息を吐いたウィスパーと、考え込むフユニャンの声を聞きながら
あの救助の合間に不審な点が無かっただろうかと、自身の記憶を辿るA。
「一体、何が起こっているズラ?」
そう、コマさんが手放しに疑問を投げかけるのも無理はなかった。
記憶を辿ったところで、真実に繋がる糸を手繰り寄せる事など出来はしないのだ。
不審な点なんて、思い返せば幾らでも見つかる。
名も知らなければ、その目的も謎に包まれた、正体の掴めない妖怪。
わかっているのは、バスターズにとっての敵と思われる奴等が、
白い見た目も、力を吸収するという能力も全く同じ個体の集団だったという事だけ。
「(ここでじっとして居ても埒が明かないが……下手に動くのも危険だろうな)」
今回の件の被害は、疾うにバスターズ全体にまで及んでいる。
早期解決が望ましいのはわかっているが、
下手を打って自分達が戦えなくなってしまっては話にならないという事もわかる。
少なくとも、敵の狙いを突き止めるまでは不用意に動かない方が良いのだろうか?
斯くAが考えていた時――ふと、ブリーの背後にあるモニターにノイズが走った。
「なんだ……!?」
ノイズ音で、即座にモニターに異変が起きた事に気が付いたブリーが後ろを振り返る。
そして、A達にとって丁度目の前にあった
指令室のそれに、ナメクジ軍曹が慌てて飛びつき、操作を試みた。
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フェイル(プロフ) - 柚葉。結衣さん» 返信が遅れて申し訳ございません;; コメントありがとうございます! ちょっと今大変な時期なので非常に不定期な更新となってしまいますが、お待ちいただけたら幸いです;; 頑張らせていただきます!! (2020年1月8日 18時) (
レス) id: de67700d03 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉。結衣(プロフ) - この作品大好きです！投稿、楽しみに待ってますね！無理はしないで下さい！ (2019年12月28日 9時) (レス) id: 6cc0ccfec3 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - 零音さん» コメントありがとうございますー! ここまでいらして、コメントまでいただけることが本当に嬉しいです! 今のところは、基本的に隔週更新をさせていただいておりますので、皆様には非常にお待たせしてしまいますが、お付き合いいただければ幸いでございます! orz (2019年9月27日 22時) (レス) id: de67700d03 (このIDを非表示/違反報告)
零音 - 妖怪ウォッチシリーズ、ずっと見させてもらってます。更新楽しみにしてます…！！ (2019年9月27日 20時) (レス) id: fb4191ca14 (このIDを非表示/違反報告)
フェイル(プロフ) - ぴのさん» お祝いありがとうございます〜! 亀更新ですが、待っていただける読者様のおかげでなんとかここまで漕ぎつけました! 更新頑張らせていただきます! (2019年9月15日 15時) (レス) id: de67700d03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェイル | 作成日時：2019年9月14日 7時
