百八滴目ー太宰sideー ページ16
この国の広範囲をほぼ牛耳っていた奴等でも、
所詮この人には敵わない。
太宰「絶対敵には回したくないよね。」
この人を敵に回したら一瞬で消されてしまうよ。
(まぁ、そんな命知らずなんて。彼女を知っている人ならいないと思うけど)
太宰「さーて。私も仕事をするかねぇ」
そして私は懐から小さな赤い液体の入った瓶を取り出した。
この液体の正体は、彼女の〔血液〕だ。
彼女の血液はとても優れたもので、どんな傷も一瞬で治ってしまうし、身体能力も大幅に増強する。
という話は、覚えているかね?
私がタヒんでしまったら、元も子もない。
だから、私はこの飲んだら少しの間不死となれるこの血液を飲むのだ。
(また明日、怒られちゃうかな)
この血液はそもそも、人間用の飲み物ではない。
彼女の血液がどの血液型とも相性が良かったのが救いだが、やはりこんな便利なものが楽々と飲めるわけではない。
この血液は人間の体には合わず、凄まじい体への痛みを伴う。
次の日は必ず、動けなくなる。
それでも、彼女が自分の前からいなくなってしまう事と比べたらどうってことない。
だからね?
君からの攻撃を受けて右手が飛ぼうとも、
私の体はすぐさまもとに戻る。
そんな事を繰り返していけば、だんだんと君に近づけるわけで。
私は、君のその力を〔無効化〕することができる。
太宰「お疲れ、マリアさん。お休み、火憐ちゃん」
そして私は、力を出し切った女の子を抱いて血まみれのさっきまで人で溢れかえっていた建物を後にした。
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RIN5hime(プロフ) - はらさん» すみません、外し忘れていたようです。本当に申し訳ありませんでした。ご報告、ありがとうございます。 (2018年4月9日 3時) (レス) id: fa950d0707 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 続編なのに何でオリジナルフラグ外し忘れてるんですか〜? (2018年4月8日 9時) (レス) id: 73e7bfd0e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RIN5hime | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuduki271/
作成日時:2018年4月8日 3時