私が思う人間模様【A3!】 (ページ2)

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人間模様。1話ページ2

ピピピピピピピ

「ん、んーーー」

アラームの音で目が覚める

ごしごしと目を擦って、開かない目をわざと開かす

どうも昨日は一人暮らし１年と２ヶ月として、バカ親たちがわざわざ遠い所までアパートに押し寄せてきた

だから寝不足。

まぁ、遅刻は許されないから早めに起きるのである

寝ぼけながら、洗面台に行く。

髪はもともと絡まりにくい性質なので手ぐしだけで人前出られるくらいのストレートだ

「蜂蜜みたいな綺麗な髪の毛だな!」

ふと、あの子の声が甦る

「その目の色、えめらるど、って言うんだっけ？この前、母さんに教えてもらったんだ。すっごくキラキラしてて、俺、好きだ!」

徐々に顔が歪んでく気がした。

「うう、ダメだ････私に脚本家なんて向いてなかったから････」

はぁ････とため息をついて、憂鬱なまま、制服に着替えた。

「行ってきまーす。」

そして今日も何気ない私の1日が始まるのであった。