もう参度 (彩斗美side) ページ5
「お願い!彩斗美ちゃん!もう一度話がしたいの!」
「俺からも派手に頼む!」
「…お願い」
えーと…何でこんな事になったんだっけ…
確か…
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「団子美味しかったなぁ…」
炭治郎達と別れて帰宅中。
さっきまで静かだった路地。
聞いたことのある声が聞こえたのでふと前を見た。ら。
此方を見ながら何かをヒソヒソ話す9人。
そう。案の定、柱。
炎柱と目が合うや否や、急に追いかけられた私。
逃げようとするも、時すでに遅し。
気がついた時には炎柱様に襟元を掴まれ、私の前に柱集合。
そして今に至る。
皆さんに師範に会いたい、話す機会を与えてくれ、とせがまれ、
挙げ句の果てには派手柱様に派手な土下座を見せられ…
「で、ですが皆さん…それは私が決められる事ではないので…」
「頼む!君から描路谷に言ってくれないか!」
「でも…」
「お願いよ彩斗美ちゃん!私達必死なの!」
必死…
「えっと…」
「その言葉通りだ。俺達は描路谷と(もう一度話す為に頑張って)いるんだ。」
…すみません水柱様…私には(カッコ)の中が読めないんです…
「もう、相変わらず言葉が足りないですねぇ。
彩斗美さん、お願い出来ませんか。私達は謝りたいんです。」
「謝り…たい。」
「はい。間違っていた事を。そしてもう一度描路谷さんとお話を…」
んーまぁここまで言われたら…聞くだけで断る理由もないし…
「分かりました。聞いてみますね。」
「よもや、本当か!わっしょい!←」
声が大きいなぁw
「ですが気をつけてください。」
「何がだァ?」
「…師範の前で、【もう一度】は禁句です。」
戸惑いながらも皆さんは分かったと言ってどこかへ行ってしまった。
師範は、理想と現実の区別が誰よりもある。
だからこそ、縋るような言葉を嫌う。
自分で解決する事の方がこの先多くなるから、
小さい頃からそう教えられてきたんだとか。
…でも師範、柱と会ってくれるかなぁ…
いつ話そうかな、と考えながら、私は帰宅した。
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作者名:sa103 | 作成日時:2020年3月29日 22時