お題: 膝枕 【不死川実弥】 ページ1
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ま、え?膝枕?
「こりゃまた巫山戯たお題なこったぁ…」
あ、今回は不死川さんですか。この人やっぱり何回会っても苦手だ。ほんと。めちゃくちゃ怖い。
それよりもお題だ。”膝枕せよ”…どちらがどちらを膝枕をするのか。いや、まぁ柱に膝枕してもらうとかもうね?申し訳ないというか有り得ない。かと言って不死川さんにするのも彼が承諾するとは思えない。
「ッチ……さっさとやんぞ。」
『え…?』
彼のその言葉と同時に腕を引かれそのまま倒れ込む。頭への痛みが少なかったのは胡座を組んでいる不死川さんの膝の上に落ち着いていたからだ。
状況に気付きすぐさま退こうとするもまた手を引かれる。
『し、不死川さん…?』
「てめぇに膝枕されるくらいならされる方がマシだァ」
『な、なるほど?』
相変わらずの血走った目で見下ろされる(というかにらまれてるのでは)
これは黙って従った方がいいな。
それから数分。まだ扉が開く気配はない。私はただ只管に睡魔と戦っていた。いや、別に平気なのは平気だが最近凄く忙しい。大きな怪我がない分連日の任務に調査。そのせいで寝不足なのだ。同じような隊士はたくさんいるし柱である不死川さんはもっと大変なはず。寝ちゃダメとは思いながらも瞼は思い。
「眠けりゃ寝ていいぞ。ま、寝たら置いてくが」
『んん……そんな意地悪言わないで下さい。それに眠たかったとしても寝ないので』
「っは。どうだか」
鼻で笑われたと思えば頭を乱雑に撫でられる。乱雑と言ってもかなり優しさのある撫で方だったため抵抗する気は起きない。むしろ心地良さの方が勝っていた。そのせいか辛うじて繋ぎ止めていた意識はいとも簡単にプツリと途切れた。
目を覚ませば1人であの部屋に寝ていた。本当に置いていかれたとは思ったけど久しぶりにゆっくり寝れたのでまぁいいかと思いながら部屋を後にした。
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ネオンライト - 半天狗の皆様(喜怒哀楽憎)と王様ゲームをしなければいけない、をお願いします! (6月19日 7時) (レス) id: 1121998891 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 冨岡さんと錆兎で薬を飲むのを…その後夢主と甘々とか/// (2022年11月28日 12時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 和歌乃さん» かしこまりました! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 371cec6f86 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しゃきのーこさん» かしこまりました。この作品を作成するしてる時点で私も同類ですよ(小声 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 371cec6f86 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - しゃきのーこさん» かしこまりました!! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 371cec6f86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白昼夢 x他1人 | 作成日時:2022年9月4日 21時