7話 ページ7
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ドアが開かれると同時に海兵全員の視線がこちらに突き刺さる。
「あ、青キジさん！捕まえてきてくれたんですね、その小娘。」
「まったく、このクソ野郎が…さっさと罪を認めろ！」
野次を飛ばしてくる周りの海兵たちを睨もうと顔を向けるとグッと手を強く引っ張られ、無理矢理イスに座らせられる。
「じゃあ、ちょっと聞かせてもらおうか…。」
「周りの海兵は気にするな、今の立場を考えろ」とでも言いたげに青キジは私を見る。
『…そのつもりで…』
「俺はこの女に金をかしたんだ！なのに…。コイツは金を返さねぇってかしてから聞いたよ！！知った時にはもう…」
「そんなカッカッすんなよ。ゆっくり聞いてくから…っつても大体分かっちまったが。」
まくし立てる男に青キジは両手でおさえる素振りを見せながらも、もう視線は私をとらえていた。
その視線に思わず、目を反らしたくなる気持ちを抑え、青キジの目をしっかりと見る。
『彼の言ったことは事実です。ですが、その前に言われた住民の殺害にかんしては一切関わってません！』
「あーー…その事件に関してはもう、分かった。」
大将の言葉と同時に、問い詰めてきた海兵へと視線をズラす。
そこには笑顔をひきつらせて頭を下げた海兵がいた。
『…じゃあ…』
「ちょっと待って下さい！！…俺の金はどうなるんですか！？…そ、それにコイツは海軍からもかりてるってウワサじゃ……。」
『ちょっ…それは……』
「知ってる。というか途中から気付いた…小耳にウワサははさんでいたんでね。」
そう言って、青キジはニヤリと笑った。
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みき(プロフ) - にやにやしながら見ました。ここで終わりではなく、続編が出来れば見たいです。 (2021年1月29日 2時) (
レス) id: 940da72d22 (このIDを非表示/違反報告)
E - ナツさん» コメントありがとうございます。 そう、言っていただけてとても嬉しいです。話も終盤に入ってきたのでこの調子で頑張りたいと思っています。 最後まで楽しんで頂けたら、嬉しいです(^^) (2019年8月3日 13時) (レス) id: c09a31c274 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました。もうそろそろ涙腺が終わりそうです。更新頑張ってください (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc869cc63c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2019年4月3日 22時
