17話 ページ17
.
頬杖をつき、肩に巻かれていく包帯を目でおいながら青キジがポツリと呟いた。
「それにしても…むちゃくちゃだねェ、ネーチャンは。」
そう言うと、肩をツンツンと指先で小突いてきた。
『……っ、やめてください。』
ズキッと痛む肩の傷に、青キジを睨み付けると「ごめん、ごめん」と笑う。
「それで…ホントに良いの？」
『…？何がですか？』
そう問いかけると、机の上に千万ベリーが置かれる。
「今、ネーチャンは海楼石の手錠もかけられてない状態…このまま千万ベリー貰って逃げることも出来るんだよ？」
『それって海兵が言うことですかね？』
「だってそうじゃない、このままアンチャンに払わずに逃げることだって、今なら出来るじゃん。」
そう言って、ヒラヒラと目の前に千万ベリーをふる青キジ。
人の心を揺さぶるようなことを海兵はホントにしていいのだろうか？
しかも、お金で。
思わず、お金を掴みそうな手を抑え青キジの手を叩き払い除ける。
『もう、言ってしまったことなので無理です。それに、そんな話をアナタとしたいわけじゃないので。』
「え？なーに、告白？」
『バカ言わないで下さい、お礼ですよお礼。』
そう言うと、今度は青キジの頭を叩いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みき(プロフ) - にやにやしながら見ました。ここで終わりではなく、続編が出来れば見たいです。 (2021年1月29日 2時) (
レス) id: 940da72d22 (このIDを非表示/違反報告)
E - ナツさん» コメントありがとうございます。 そう、言っていただけてとても嬉しいです。話も終盤に入ってきたのでこの調子で頑張りたいと思っています。 最後まで楽しんで頂けたら、嬉しいです(^^) (2019年8月3日 13時) (レス) id: c09a31c274 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました。もうそろそろ涙腺が終わりそうです。更新頑張ってください (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc869cc63c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：E | 作成日時：2019年4月3日 22時
