11話 ページ11
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「キャーーッ！！」
「助けてくれっ！！」
町に着いてみれば、逃げ惑う住民たちとそれを追いかけ笑う海賊たち。
町の悲惨な状態に思わず、固まっているとドンッと膝に何かが当たる。
「わっ！」
『…大丈夫ですか？』
しりもちをついていたのは、小さな女の子。
スッとその子に手をさしのべようとすると、
「ギャハハハ！見つけたぜ、お嬢ちゃん。さぁ、こっちにおいで。」
「ひっ！やだ、来ないで！！」
「おいおい、ヒデェなぁ。お嬢ちゃんが来ればお父さんが助かるんだよ。」
よく見ると女の子は綺麗な服を着ており、品のある顔立ちをしている。
人質にでも使う気だろう。
「ほら、おい…」
『やめなさい。』
海賊のさしのべた手を叩き、女の子を抱える。
「…かい、へいさん？」
『……そうです。お嬢さん、向こうに他の海兵がいますからそこへ行って下さい。』
「おいおい！！なに邪魔してくれちゃってんだァ？…お嬢ちゃん俺たちから逃げれると思うなよ。」
女の子に向かって降り被る剣を銃で防ぐと、腹部を蹴る。
「ぐっ…テメェ。」
『邪魔はそっちですよ！さぁ、逃げて！！』
ウルウルと目をうるませていた女の子はコクリと小さく頷くと、走って行った。
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みき(プロフ) - にやにやしながら見ました。ここで終わりではなく、続編が出来れば見たいです。 (2021年1月29日 2時) (
レス) id: 940da72d22 (このIDを非表示/違反報告)
E - ナツさん» コメントありがとうございます。 そう、言っていただけてとても嬉しいです。話も終盤に入ってきたのでこの調子で頑張りたいと思っています。 最後まで楽しんで頂けたら、嬉しいです(^^) (2019年8月3日 13時) (レス) id: c09a31c274 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ずっと読ませていただいてました。もうそろそろ涙腺が終わりそうです。更新頑張ってください (2019年8月2日 23時) (レス) id: fc869cc63c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2019年4月3日 22時
