48話 ページ7
上鳴side
外野が静かになったところで再び話を始める
｢轟も爆豪も八百万も麗日も
ほんと惨めだな｣
俺がそういうと
その言葉が気に食わなかったのか食いついてくる八百万
｢私にしたらAちゃんの味方をしているあなた方のほうが惨めに見えますけどね｣
その表情にはさっきの悲しそうな表情なんてひとつもなく
ただただ残酷に歪んだ表情だけがみえた
｢八百万さんの言う通りだよ｣
麗日もまた八百万と同じ表情で賛同する
しかしその一方で
さっきから何も反応を示さずただ下を向いている轟と爆豪
｢八百万も麗日もそのうち気づくさ｣
もしかしたら轟と爆豪は自分の犯している間違いにすでに気づいてるのかもしれない
でも、
とめられないのかもしれない
そう思うとなんだか2人がとても可哀想に思えてきて
“救ってやりたい”
とまで思ってしまった
｢おい、爆豪、轟
やめるなら今だぞ｣
そう俺が2人に言うと
｢何の話だよ｣
｢やめる気なんてねえよ｣
悲しそうな2人の顔
その顔に自分まで悲しくなる
“なんでお前らはそんなに悲しそうな顔するんだ”
“お前たちが背負ってるものはなんなんだよ”
その問いかけも言葉にはだせず
｢じゃあやっぱり
お前らは俺の敵だ｣
かつての“友達”にそんなこという日がくるなんて思ってもいなかった
でも俺は
それほどAが大切なんだ
だから
｢切島、お前のことも絶対許さねえ｣
終始だまってこの状況を見守っていた切島に向かってそう口を開く
“Aのことは俺が守るから安心しろよ、上鳴”
あの日、あいつは俺にそう言った
だから俺は安心してた
もうAが泣いてる姿は見なくて済むのかもしれないと
なのにあいつは裏切った
｢俺はｯ…………｣
そんな切島の声を遮るかのように声が聞こえる
・
・
・
・
｢上鳴！遅くなってごめん！！｣
遠くからきこえる
何人かの足音と叫ぶ声
まったく
おせえよ耳郎
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麗葉 - 『完璧』っていう夢みたいな人じゃなくて迷ってわからなくなって悩んでるのがとてもいいな〜と思いました！笑顔の破壊力ってヤバいですもんね！なんか守ってあげたい感じでこの作品私大好きです！ (6月24日 21時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
ははは一 - かんどうした (2021年12月8日 19時) (レス) @page4 id: 6f50961cb9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 主人公のモテる要素まるでないし、両親に愛されていない設定に無理やりしたら元々塵レベルだった惚れる理由の笑顔とかも普通に考えてでないでしょ。文章力ないとは言いませんが、キャラ含めて頭の悪そうな人しか出てこなくて読んで後悔しました… (2019年11月28日 1時) (レス) id: 45c16bbaa3 (このIDを非表示/違反報告)
(●?´▽?`●?)(プロフ) - うっわぁこの主人公の性格やっぱり無理 (2019年4月14日 0時) (レス) id: 5e85bd0815 (このIDを非表示/違反報告)
和琴 - ハッピーエンド (2019年3月12日 20時) (レス) id: d84b5701cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅蘭 | 作成日時：2018年5月12日 15時
