81話 ページ42
死柄木side
俺は知っていた
すべてをしっていた
だってずっと見ていたから
・
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・
遠い遠い昔の話
ねえおぼえてる？
君と俺は会ったことがあるんだよ
あの日、
なにもかもを失った俺は
意味もなくただただ歩いてついた先の公園で君に出会って
『きずいっぱい、だいじょうぶ？ 』
そういって心配そうに声をかけてきた
なにもかもを失った俺に
気持ち悪がらずに接してくれた
『わたしにはとってもたいせつなひとがいるの
あなたにはいないの？ 』
そのときに聞かれた言葉
昔は答えられなかったけど
今なら答えられるよ
“Aだって”
だからさ俺、
Aのそばにいたかったけど
Aは俺のことなんてこれっぽっちも覚えていなかったし
再会したときには敵同士って
残酷すぎたよ
だからさ
Aが幸せでいてくれるなら、って思ってたんだ
たとえ
｢私はあなたを許さないｯ……｣
刃をむけられようとも
・
・
だけど、
｢あれ？A一緒じゃないの？｣
｢あー今日はAちゃんいなくてよくない？｣
偶然雄英高校を訪れたときに聞こえた声
そのとき
俺は未来が見えたような気がした
Aの泣いてる姿
Aの助けを求める姿
心臓がドクリと大きな音を立てる
Aが、
Aの笑顔がない
その事実は俺の胸を強く締め付ける
あの日、生きる希望を見失っていた俺を
優しく包み込んでくれた
Aが生きる希望をくれたことで
“先生”とも出会えたんだ
すべてAのおかげなんだ
だから俺が守らなければいけないと思った
確証なんてない根拠もない
だけど
なぜだかAの泣いてる姿が脳裏に焼き付いて離れなかった
幻だとは思えなかった
らしくない
Aに嫌われるかもしれない
でもやるしかなかった
・
・
・
・
｢Aにはおれたちがいるよ｣
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麗葉 - 『完璧』っていう夢みたいな人じゃなくて迷ってわからなくなって悩んでるのがとてもいいな〜と思いました！笑顔の破壊力ってヤバいですもんね！なんか守ってあげたい感じでこの作品私大好きです！ (6月24日 21時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
ははは一 - かんどうした (2021年12月8日 19時) (レス) @page4 id: 6f50961cb9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 主人公のモテる要素まるでないし、両親に愛されていない設定に無理やりしたら元々塵レベルだった惚れる理由の笑顔とかも普通に考えてでないでしょ。文章力ないとは言いませんが、キャラ含めて頭の悪そうな人しか出てこなくて読んで後悔しました… (2019年11月28日 1時) (レス) id: 45c16bbaa3 (このIDを非表示/違反報告)
(●?´▽?`●?)(プロフ) - うっわぁこの主人公の性格やっぱり無理 (2019年4月14日 0時) (レス) id: 5e85bd0815 (このIDを非表示/違反報告)
和琴 - ハッピーエンド (2019年3月12日 20時) (レス) id: d84b5701cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅蘭 | 作成日時：2018年5月12日 15時
