ピアス ページ15
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瑞稀さんとも気まずくなってしまってから(一方的にではあるが)
気がつけば2ヶ月も経っていて、その間も優斗くんとはすれ違う生活を送っていた
まあ、優斗くんも私が一方的に避けてるわけなんだけど
……………待て待て、もはやこの気まずい状況は私が生み出しているのか
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その日の帰り道、なんだか正門の前にとっても見覚えのある姿が見えて
今会うのは私の中で何か違う気がして
早足で歩いて、逃げるつもりだった
優斗「A！待って」
「ゆ、うとくん」
優斗「ごめん、なんか避けられてるなって思って、ちゃんと話したかった」
「っちょ、」
優斗くんは私の手首を掴んだと思えばそのままずんずん進んで
着いたのは近くにあった公園
座ろっか、なんて言ったら普通ベンチに座ると思いきやブランコに座っちゃうとこ
そのブランコが泥だらけで、腰を浮かしたらズボンが泥だらけになっちゃったとこ
………悔しいくらい、全部好きだから
「優斗くん、逃げててごめんね」
真っ直ぐ、今までの想いをぶつけるように
「優斗くんが困ることをしないって決めてたんだけどこれだけは言わせて欲しい」
日本中の酸素全て取り入れるんじゃないかってくらい大きく息を吸い込んで
「私ね、優斗くんを幼なじみだなんて思ったことないんだよ」
目の前の彼は大きく目を開く
そうだよね、ただの幼なじみにそんなこと言われたって困るだけだって
だけど、もう言わない方が辛いの
「優斗くんが、ずっとずっと、大好きなんだ」
困らせてごめんねって、今までにないくらいの笑顔で伝えた
ほら私上手く笑えてる
ごめんね優斗くん、これで最後にするから
そのままブランコから立ち上がった私はゆっくり優斗くんに近づいて
戸惑う優斗くんの口の端に、チュッと小さくキスを落とした
優斗「えっ、A………？」
「ごめんね、最後の悪足掻き、させてもらっちゃった」
そのまま私は公園から無我夢中で走って逃げた
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カナミヤ - 続きがめちゃくちゃ楽しみです！！更新頑張ってくださいー！ (2020年9月14日 17時) (
レス) id: 949b57da1a (このIDを非表示/違反報告)
�盒桐ヅ� - 展開が実際にありそうですごく読み進めやすかったれす。これからも頑張ってくらさい！応援してます！ (2020年9月11日 6時) (レス) id: 6ae65668a0 (このIDを非表示/違反報告)
タピミル(プロフ) - 更新楽しみにしてまふ！ (2020年9月7日 12時) (レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ x他1人 | 作成日時：2020年9月6日 23時
