蒼弥くんと初恋�� ページ15
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猪狩side
だがしかし、それと同時に俺はもっと重大なことに気づいてしまった
………俺、これ初恋だ、と。
今まで別に恋愛をしてこなかったわけじゃない
伊達に高校生活を送ってきてるから、彼女のひとりやふたり、余裕でできたことがある
でもいつだって俺は彼女を好きになれなくて、結局別れる原因は愛を感じられない、ってこと
「……………それで私ですか」
猪「まあ井上ならそこそこまともな返答を得られるかと」
『ガリさん、Aを相談相手にするのは相当な事なんだからな』
猪「んー、分かってるスタバのフラペチーノだろ」
『そんなんでAは「抹茶のフラペチーノだからね！」
井上がそれで乗った！と言うと作ちゃんはなんとも納得いってませんとでも言うような顔でこちらを見る
そんな顔されましても……
とりあえず少ないお昼休みだからパンを頬張りつつ井上(作ちゃん)に相談してみる
猪「そんで、なんか作間先生見た瞬間電撃が走って」
「ふぉへへ？(それで？)」
猪「そしたらなんかクラスの男子たちがワーッと押し寄せるわけじゃん？可愛いし」
「ふぉふはへ(そうだね)」
猪「頼むから口の中に入ってるサンドイッチ消化してから話せ」
わあ、ごめんごめんと言いつつ口の中いっぱいにほおばったサンドイッチをごくんと飲み込む
その間も作ちゃんは嫉妬に狂いそうになりつつも平常心保ってます、とでもいいたそうな表情でお弁当をかき込んでいる
……と思いきや暫くして作ちゃんがハッとした顔でこちらを見る
『あ、ねえ、作間先生ってどんな顔してた？』
猪「どんな顔って………そりゃ、美人」
『いやほんとにガリさんのデレ顔強烈にいらないから特徴教えてよ』
猪「散々な言い方しやがって……まあ、切れ長の目で笑うとクシャッとする感じ……あ、嫌だけど例えるなら女版作ちゃんみたいな？」
ああ、納得というように作ちゃんは一人でコクコク頷く
隣の井上はよく分からないようでずーっと首を傾げたまま
そのまま作ちゃんはとんでもない爆弾を落としてくれた
『それ、俺の姉貴だ』
……………どゆことかな、これは。
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りんごりん - お話最高すぎます！！これからも応援してます、頑張ってください！ (2020年9月13日 19時) (
レス) id: 949b57da1a (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！これからも応援しています！ (2020年8月31日 20時) (レス) id: 10b9ea92a9 (このIDを非表示/違反報告)
ソルメ(プロフ) - 更新、とても嬉しいです！！応援しています。お話が読めるのを、心待ちにしています！ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 90f1b562ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ | 作成日時：2020年6月30日 23時
