百五話 ページ10
本来ならば私はサー・ナイトアイのもう一人のサイドキック、センチピーダーと一緒に行動する予定だった。しかし、今は死穢八斎會という敵指定団体という組織を追っているらしく、センチピーダーとサーはそれで忙しい。
なので先輩である通形先輩…、ルミリオンについてもらって、しばらくは居ることになった。
「アマリリス」
「は、はい！」
「……お前の母については業務後に話そう」
サーはそう言ってくれた。きっとしばらくは私の動きを見るつもりなのだろう。確かにインターンには行きたかったけれど、ナイトアイ事務所を即決で選んだのは、母の戦い方を知っているナイトアイに母の戦い方を教えてもらいたかったから。今は忙しいから、きっと無理なんだろうけど。
だからしばらくは様子見だと、そう思っていたのだけれど。
まさか、突然目の前に死穢八斎會のリーダーが現れるなんて、誰も想定していないだろう。
ルミリオンがなんとか対応してくれているけれど、エリと呼ばれた女の子の手足には包帯が巻かれている。そして、緑谷くんの服を掴んで離そうとしない。死穢八斎會のリーダーというのを抜きにしても、虐待の要素があってもおかしくはないのだ。
「……それにしても、そちらの女性ヒーローは一言も発していないようですけれど」
死穢八斎會のリーダー…、治崎は、私の顔を見た。ルミリオンが密かに教えてくれた表情に気を付けながら、ぎこちなくも笑顔を作る。
その瞬間、治崎は驚いたような表情を見せて、
「彼女は個性の都合上喉が使えないんですよ。ね！」
ルミリオンが機転をきかせれくれた。嘘をついてまで。コクコクと頷いて見せて、ルミリオンが撤退をしようとしたけれど、それは緑谷くんによって阻止されてしまい。
治崎はそれを説明しようと、路地裏へ私達を誘い込もうとして。そして、私達はエリちゃんに助けられてしまった。
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さとな - 続き楽しみに待ってます！更新応援してます (2020年2月12日 23時) (
レス) id: 22999b65e3 (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 切島の所が少しエロくて、おもしろかったです！笑 (2019年12月29日 1時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
コーラガム(プロフ) - 返信まとめてですみません。皆様コメントありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2019年12月23日 16時) (レス) id: 20ad380cee (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 更新ありがとうございます！こういう個性は珍しいので予想がつかない展開がとても面白いです！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - めちゃ続きが気になります！待ってます！！ (2019年12月22日 14時) (レス) id: 51310c1b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーラガム | 作成日時：2019年12月21日 11時
