九十七話 ページ2
「えっ、轟くんと爆豪くん、落ちちゃったの……！？」
仮免試験は余裕の合格。七十点という、結構微妙な点数であった。策もなく飛び出したことや、他人と協力出来ずにいたことが主な減点要因だったようだった。そこら辺は反省しつつ、A組のみんなを見てみれば、体育祭一位二位が仮免を落としてしまった様子。逆に言えば、それ以外のみんなは仮免に受かったのだ。
こっそり緑谷くんに話しかける。
「……あの後何があったの？」
「よくわからないけど、士傑の人とソリが合わなかったみたいで……」
ふぅん、と声をもらした。緑谷くんは慌てて、もう解決したみたいだと告げたけれど、きっと私が轟くんとの話をした時のあの表情が原因なんだと思った。
しばらくすれば、顔写真付きの免許証が発行され、手元に来る。
その時に勢い良く夜嵐くんが来て、轟くんと言葉を交わして言った。
どうやら緑谷くんの言葉は正しかったようだ。
「あ！あと新田さん！」
「は、はい！」
突然方向転換され、こちらに目線が向けられれば、思わず驚く。夜嵐くんはズンズンとこちらによってきて、携帯を差し出した。
「LINE！交換しましょう！」
「えっなんで」
「ケミィさんが欲しいって言ってたんで！ついでに！」
ケミィさん、と言われてもわからない。……が、友達欄が増えるのは良い事だ。こくりと頷いて、夜嵐くんを友達に追加した。
「よっしゃ！それじゃ、また！」
勢い良く頭を下げて、小走りで士傑高校の方へ向かっていく夜嵐くんに手を振りながら、私達はバスに乗り込んだ。
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さとな - 続き楽しみに待ってます！更新応援してます (2020年2月12日 23時) (
レス) id: 22999b65e3 (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 切島の所が少しエロくて、おもしろかったです！笑 (2019年12月29日 1時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
コーラガム(プロフ) - 返信まとめてですみません。皆様コメントありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2019年12月23日 16時) (レス) id: 20ad380cee (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 更新ありがとうございます！こういう個性は珍しいので予想がつかない展開がとても面白いです！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - めちゃ続きが気になります！待ってます！！ (2019年12月22日 14時) (レス) id: 51310c1b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーラガム | 作成日時：2019年12月21日 11時
