百八話 ページ13
雄英生だけ。つまりインターン生だけ別の場所へと追い出され、数人のヒーローは早速と言わんばかりに拠点を探りに行き、何人かのヒーローは場所の更なる絞り込みをかけていて。
そんな中、私は一人、男性ヒーローの前に立っていた。
メールの着信音に立ち止まり、メールを読んでいる間にみんなを乗せたエレベーターが行ってしまったのだ。メールの内容はナイトアイから、『アスニモウスに騙されお前を良く思っていないヒーローが何人かいるから、一人にはなるな』との内容。しかし、その情報、もっと早くに知りたかった。
「なんでヴィランの娘がサー・ナイトアイのとこでインターンしてんだよ。なぁ、アスニモウスの居場所、お前なら知ってんじゃねぇのか？娘なんだろ？」
「アスニモウスの居場所なんて、私は知りません……」
「嘘つくなよ！どうやってナイトアイや雄英に媚びたのかは知らねーけど、アスニモウスとヴィランの血を引いた奴がヒーローになんてなれるわけないだろ！」
そうだそうだ、と周りのヒーローが同調をする。数はそんなに多くないし、きっとエレベーターはもうすぐ来る。逃げようと思えば、逃げられるだろう。でも、もう逃げたくない。サーが言ってくれたし、それに何より、こんなのに負けてちゃ、たまったものじゃない！
「それじゃ、あ、貴方々は、サーと雄英高校の先生方の目が節穴だと、そう仰りたいのですか？」
「はぁ？何言ってんだ」
大丈夫だ、落ち着け。爆豪くんほどは怖くないし、オールマイトほど大きくも力もない。
「私は、確かにアスニモウスの娘です。が！それでも認めていただいている。認めてくださった、方々が間違っていると言いたいのなら、私だけでは無く、御本人の前で、直接どうぞ！」
心臓の鼓動が早まり、正直そこに立っているのもやっとだというくらいに勇気を振り絞りながら、大人のヒーローに立ち向かった。名前もしらないヒーローが何かを言い返そうとしたその時だった。
「その通り。今コイツの保護者は雄英高校だ。文句があるならウチにどうぞ」
相澤先生が、助け舟を出してくれた。
「イレイザー……」
「コイツが問題を起こしたら担任である俺が責任を負いますし、校長もタダでは済まないでしょう。それで良いじゃないですか」
相澤先生がそう言うと、ヒーロー達は渋々と言った形で、この場から去ってくれた。
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さとな - 続き楽しみに待ってます！更新応援してます (2020年2月12日 23時) (
レス) id: 22999b65e3 (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 切島の所が少しエロくて、おもしろかったです！笑 (2019年12月29日 1時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
コーラガム(プロフ) - 返信まとめてですみません。皆様コメントありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2019年12月23日 16時) (レス) id: 20ad380cee (このIDを非表示/違反報告)
36HR - 更新ありがとうございます！こういう個性は珍しいので予想がつかない展開がとても面白いです！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: d9d37c1fd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - めちゃ続きが気になります！待ってます！！ (2019年12月22日 14時) (レス) id: 51310c1b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーラガム | 作成日時：2019年12月21日 11時
