七、 ページ9
第何回になるかもわからない、
【太宰治の前職当てゲーム】
は、敦くんが思いつく限り職種を挙げるという
ほとんど当てずっぽうになっていた。
理由は簡単、
懸賞金に釣られたから。
当てることはかなわなかったけれど。
「ふふ、流石武装探偵社七不思議に数えられているだけあるわね。」
「そういう貴女だってもっているでしょう?」
からかうように言えばそう返されてしまう。
「七不思議ーーー何なんですか?」
「こいつが探偵社に入った理由だ。
社の中では古株なのだが…齢は俺達と一つしか変わらない。
それにも関わらず、学業を修め終わったあとすぐにここに入社したようだし、
なにしろ異能力を持っておらん。戦闘要員でもない。
…要するにイレギュラーなのだ。こいつは。」
国木田くんは件の理由を長々と説明する。
「あ、因みに懸賞金はかかってないからあてても何も出ないわよ?」
茶化して言えば国木田くんにため息をつかれた。
ーーーさて、話に区切りがつき、
太宰くんが食い逃げをしようとした時、
谷崎くんの携帯が音を立てた。
「ハイ、ーーーーー依頼ですか?」
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朝希 緑 - 素敵な作品です!揺るがない国木田くんwww (2016年9月9日 7時) (レス) id: 30b207dab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まちか x他1人 | 作成日時:2016年6月19日 11時