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＿＿ 数年後。
なんでもない日の、ある休日。
廉に呼び出されて向かった先は、いちばん最初にデートをしたあのお花畑の公園だった。
廉「A！」
「れーんー？」
園のスタッフさんに誰もいないスポットまで案内されて、ジッと待ってたら、廉の声が聞こえた。お花に囲まれて何も見えない。
廉「うしろ！」
「うしろ？……」
振り返れば、後ろ手に花束を抱えてる廉がいた。
廉「何年もかかっちゃってごめん！」
「え？……」
廉「俺がずっとAの夢叶えてくから」
「……っ、」
溢れて止まらない涙を拭って言葉を待つ。
廉「俺と結婚してくれますか？」
跪きながら、大きなカスミソウの花束を目の前に差し出された。
「……っ…はい！」
花束を受け取って廉に抱き付いた。
廉「ちょ、うおい！危なっ！」
「サプライズすぎだよ！」
廉「惚れた？」
「もう惚れてる！」
あの頃は、適当に流して廉の想いをたくさん踏みにじってたくせに。
この数年で、その分をたくさん埋めてきたつもり。
廉はいつだって、こんな私を受け止めてくれた。
たくさんのごめんと、ありがとうを伝えたい。
だけどそれ以上に、伝えたいのは、
あなたの隣でずっと笑っていたい、それが私の今の夢だから。
胸張って、手を繋いで、寄り添って歩いていく、
そんな未来を待ってる。
今日もありがとう。
紫『おめでとう！もちろん参加するよ』
廉「紫耀も二次会参加やって！」
「おっけー！」
紫耀とは今も変わらず、幼馴染みやってます。今となっては、いい思い出として心に刻んでます。どうか、紫耀も愛する人と幸せになって。それがもうひとつの願いです。
fin
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mana(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！まさか廉くんハッピーエンドバージョンもあるなんて、驚きました！嬉しいです( ´∀`)正直、どっちも好きです笑また、新作も楽しみにしてますね。(*´∇｀*) (2021年3月6日 23時) (
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月25日 21時
