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" あのイケメンくん、言ってましたよ "
不意に思い出す、お花屋さんのお姉さんの言葉。
『覚えてる？中２ん時の俺らの噂』
「……うん」
忘れもしない。私が紫耀を意識し始めた頃だ。
幼馴染だからって男子たちに紫耀と付き合ってるって茶化されて。その時すごい紫耀がモテ期で紫耀のことが好きな子たちはこぞって私の悪口を言った。ある事ない事、噂されたの。だから私は紫耀を避けた。淡い恋心もこの時に仕舞い込んだ。そのおかげで噂もなくなって、いつも通りの日々が戻って来た。" 好き " という気持ちを隠すこと以外は。
中３で私も若干のモテ期が来て、隣のクラスの男の子に告白されてそのまま付き合った。たけど、紫耀は私の彼氏に喧嘩ふっかけて別れさせようとした。で、結局自分も彼女作って一途な男をアピールされた。……正直、紫耀は何がしたいのか分かんなかった。期待だけさせられて、突き放されて、だけど干渉してきて。紫耀が私を掻き乱すのは日常茶飯事だった。
そんな学生時代を振り返った。
『中３んとき、お前に彼氏できたとき思った』
いつもの紫耀じゃなくて、いつになく真剣で、真っ直ぐ。
ねえ、紫耀、それは期待してもいいのかな。
……息を呑んだ。
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mana(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！まさか廉くんハッピーエンドバージョンもあるなんて、驚きました！嬉しいです( ´∀`)正直、どっちも好きです笑また、新作も楽しみにしてますね。(*´∇｀*) (2021年3月6日 23時) (
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月25日 21時
