◎ ���顱� sh side 》 ページ14
．
sho side
「……信じらんない」
廉「まあそうなるわな。……でもいずれ分かることだったよ」
いずれ……そうだよな。本当はずっと伝えたかったことのはずなのに、なんでこんなやるせない気持ちになんの？……冷静に見てたけど、俺、何を見せられてんの？……康、 元気そうじゃん、良かったよ、ほんと。 なあ、A。やっぱり、お前には廉が似合うよ。抱き締め合う２人を見てそう思った。俺が入れるわけないんだよ。入っちゃいけないんだよ。
紫『……帰るわ』
「え、ちょっ、」
廉「行くな」
Aは俺を止めようとしたけど、 その手を廉が掴んだ。
" 行くな " 、 と。 ……わかったよ、邪魔者は消えるよ。
病室を出たところで、涙が溢れた。
なに、俺、泣いてんの？……こんな弱かった？
好きな人に好きと言えず、何年も遠回りして、結局自分から逃げて、苦しんでる。もういい加減、やめればいいのにな。……いつも隣にいたのに。……いつから離れた？俺が " もう会えない " なんて言わなきゃ良かった？好きな気持ちを認めたらそれまでで。関係が崩れることを恐れて、 他の誰かをAに重ねて、寂しさを埋める術を探してた。だけど、この寂しさを埋めてくれるのはAだけで。Aじゃなきゃダメで。あいつと会ってる時だけは、自分が自分でいられた。……なんでこうなっちまうんだろうな。好きになっちゃいけない人なんていないはずなのに。……好きになんなきゃ良かった？……出逢わなければ良かった？
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 573人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mana(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！まさか廉くんハッピーエンドバージョンもあるなんて、驚きました！嬉しいです( ´∀`)正直、どっちも好きです笑また、新作も楽しみにしてますね。(*´∇｀*) (2021年3月6日 23時) (
レス) id: 9f2b2b5678 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月25日 21時
