・《 sh side 》 ページ32
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sho side
この前、Aにドライフラワーを買ったお花屋さん。
あのお姉さんいるかな。……A、ちゃんともらってくれました。
報告も兼ねて立ち寄ると、お姉さんが丁度外の花に水やりをしてるところに遭遇した。
『こんにちは』
「……あ！」
『え』
「イケメンお兄さん！」
俺を見るなり凄い勢いでジョーロを放置して駆け寄ってきた。
『……あ、あの』
「あ、すいません！つい！」
『……そういえば、この前買った千日紅なんですけど』
「もらってくれたみたいですね！」
『え？……あ、はい』
あれ？俺、言ってないよな？なんで知ってんだろ。
『あの、俺言いましたっけ？もらってくれたこと』
「……あ！いや！……ほら！お兄さんの雰囲気がそんな感じがしたので！」
『……ああ、そうですかね笑』
お姉さんはあたふたしながらも俺にそんなふうに言ってくれたんだ。
「お兄さんの想いは届いてるはずです」
『だといいんですけど』
「きっと両想いです！」
『え？』
「プロポーズするなら手にいっぱいのカスミソウを用意してくださいね 」
『プロポーズ？！え、なんの話っすか？』
「……あ！すいません、えっと、今、カスミソウが流行ってるので……」
『なるほど……』
わけの分からない話をひたすら聞いたけど、一瞬でAが手にいっぱいのカスミソウを抱えて喜んでる姿が浮かんだ。プロポーズか……まだ付き合ってもねえのに。気持ちすら伝えられてねえのに。
「頑張ってくださいね！応援してます！」
『ありがとうございました』
だけど、このお姉さんのおかげで晴れやかな気持ちになった。
ネガティブな俺をポジティブな方へ導いてくれたんだ。
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こころ(プロフ) - もう泣いちゃいます…すれ違ってばっかりで苦しいです…主人公と紫耀くんがハッピーエンドになりますように。いつも素敵なお話ありがとうございます！Twitterの方でも毎日更新あるか通知いれてるのに見に行っちゃいます…大好きです！ (2021年2月24日 21時) (
レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月23日 14時
