・《 sh side 》 ページ21
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帰り道。必然的に俺はAも住むマンションに向かって帰るわけで。
廉くんも、もちろん知ってて。
紫『なんで知らないフリしたの？』
廉「なんとなく」
紫『廉くんは気付いてるの？柚乃の気持ち』
廉「何が言いたいんすか」
紫『柚乃は廉くんのこと好きだよ』
廉「……彼氏が何言うてんねん」
紫『見てれば分かる』
廉「なら聞きますけど、なんで柚乃と付き合ってんすか」
紫『ほっとけないから』
廉「……っ、いい加減にしろよ！」
俺の胸ぐらを掴んだ。
やっぱり君も幼馴染を捨て去ることは出来ないんだね。
紫『Aのこと好きなんだよね？』
廉「だったらなんすか」
紫『ちゃんとケジメつけろよ』
廉「……あんただけには言われたくねえよ」
紫『あ？』
廉「Aちゃんにもフラフラしやがって弄ぶのもいい加減にしろよ」
紫『……弄んでんのはお前だろうが！』
気付けば俺は廉くんに掴みかかってた。壁に押し付けて。
廉「……好きなんすね、Aちゃんのこと」
紫『……だったらなんだよ』
廉「ドアノブの花もあんたやろ」
紫『なんで知ってんだよ』
廉「Aちゃん、大事そうにデスクに飾ってる」
紫『……え』
廉「でも、俺負けませんよ」
紫『…………』
廉「別れてやってください、柚乃の為にも」
紫『お前……どうすんだよ柚乃のこと』
廉「俺がなんとかします。幼馴染は俺なんで」
紫『なんとかって……』
廉「心配しとる余裕なんかあるんすか？Aちゃん、俺に取られんで」
宣戦布告。
A、 俺ずっとお前が、お前だけが好きなんだ。
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こころ(プロフ) - もう泣いちゃいます…すれ違ってばっかりで苦しいです…主人公と紫耀くんがハッピーエンドになりますように。いつも素敵なお話ありがとうございます！Twitterの方でも毎日更新あるか通知いれてるのに見に行っちゃいます…大好きです！ (2021年2月24日 21時) (
レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月23日 14時
