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「……廉？」
しばらく歩いてたら誰かが廉くんを呼んだ。
呼ばれた方を２人して振り向いたら、同い年くらいの可愛らしい女の子が立っていた。
廉「……お前、なにしてるん」
「廉こそ、なんでこんなとこに……」
廉「いや、どう見てもデートやん」
ちょ、廉くん。デートって強調しないでよ。
その女の子は何やら不安そうな顔で廉くんと私を交互に見た。
「……彼女できたんだ」
廉「正確にはまだ彼女やないけどな」
「……そっか」
廉「てか、ほんまに何してるん」
「言ったじゃん！先週から向こうのお花屋さんで働いてるって」
廉「そうやったっけ？お前お花屋さんなん？！」
「うん……あ、あの、初めまして。 廉とは幼馴染で、柚乃です」
「……あ！初めまして！廉くんと同じ会社のAです」
「Aさん、よろしくお願いします」
まさかの遭遇。廉くんの幼馴染だって。
すごい可愛い清楚な女の子。私とは正反対って感じ。
廉「お前今日彼氏とデートちゃうの？」
柚「うん……向こうが仕事入っちゃって私もシフトずらしてもらった」
廉「ヘー可哀想やな」
柚「うるさいなあ」
廉「いって！この暴力女！」
柚乃ちゃんは廉くんに肩パンをした。
これぞ幼馴染だよな、なんて思った。
お互い彼氏彼女がいても、何も考えずに何も意識せずに接していられるのが幼馴染だよなあ。
……２人の仲の良さがなんだか羨ましく思えた。
……だけど、それぞれが違った想いを抱えてるんだ。私だけじゃなかった。そして、それぞれが想う相手がこんなにも近くにいるということも、この時までは知る由もなかった。
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こころ(プロフ) - もう泣いちゃいます…すれ違ってばっかりで苦しいです…主人公と紫耀くんがハッピーエンドになりますように。いつも素敵なお話ありがとうございます！Twitterの方でも毎日更新あるか通知いれてるのに見に行っちゃいます…大好きです！ (2021年2月24日 21時) (
レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詠夢
| 作成日時：2021年2月23日 14時
