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53話 ページ3

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どうしよう…ドキドキが止まらない



耳まで熱い



『なんかいいよな、お前のそーゆートコ』



ブン太先輩の言葉が心に甘く響く




好き



大好き__________






ブン太「じゃ、またあとでな!」



そう言って極上の笑顔を見せてコートへ走っていくブン太先輩の背中をみつめながら一つの決心を固める。



今までも十分幸せだった。



たまにブン太先輩が笑いかけてくれるだけで嬉しくて、一日中ドキドキして。



でも…



ちゃんと好きって言いたい






伝えたい



今この胸にある気持ちを







告白しよう



この合宿で









**********





みんなが練習を始める中、私たちは一通りドリンクやタオルの準備を済ませ、早速昼食の準備に取り掛かった。


味付けは料理が得意な薫先輩にお願いするとして、私は野菜の下ごしらえ、菜々美ちゃんはご飯を炊く係に。


薫先輩は、私たちが下ごしらえをする間、顧問の先生と午後の練習メニューの確認に行っていた。



菜々美「ねぇ、Aってさ、どんな人がタイプなの?」


A「えっ?…えと…太陽みたいな人…」



わー…照れる…ブン太先輩ってバレてないよね?



A「菜々美ちゃんは?」


菜々美「まっすぐに好きになってくれる人。恋愛でゲームをしようとする人は好きじゃない」


A「そっか。確かにあの彼は菜々美ちゃんにベタ惚れって感じだもんね。いいなぁ、両想い」



そう言うと菜々美ちゃんは何故か少し苦笑した。


この前の涙といい、この苦笑といい、それに…


菜々美ちゃん、『恋愛でゲームをしようとする人は好きじゃない』って声、強かった。


まるで自分に言い聞かせるみたいに。


なんかあったのかな…。


菜々美ちゃんの心の中に抱えてるものは、何?


そんなこと聞けないけど…


それがあんまり菜々美ちゃんを傷つけないといいな…。




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となみ - 彩さんの全作品、読ませていただきました。どの作品も、お互いを大切に想い合う気持ち・思いやりにあふれており、また常に前向きな姿勢が読んでいて心地よかったです。ブン太のお話、いつか続きが読めたら嬉しいです。これからも頑張ってください。 (10月11日 21時) (レス) @page26 id: e6430f453c (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 彩さんこんばんは。返信遅れてしまいすみません。続きを書いてくださるなんて!とても嬉しいです!楽しみに待ってます!体に気をつけてください! (2022年2月4日 19時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます!時間が空いてしまいましたが、続きを書いてみようかなって思います。 (2021年12月12日 11時) (レス) id: 0d6668a6df (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - とても素敵なお話です!続きがあったら読みたいです! (2021年5月16日 18時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑞稀さん» 瑞稀さん、嬉しいコメントありがとうございます!レスとんでもなく遅くなってごめんなさい(>_<) (2018年7月7日 23時) (レス) id: 64226139fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年7月30日 20時

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