3話 同じ人 zm side ページ7
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リビング__
zm「お風呂上がりましたー」
俺はお風呂から上がり、エミさんに報告した。
em「あ、はい」
ん?何か隠したんかな…?
まぁええわ!
zm「……………ふふっ」
俺は少しエミさんにニヤニヤしてしまった。
em「ど、どうしたんですか」
zm「いや、エミさんやっと笑ってくれたなって……」
em「……………私だって笑いますよ」
エミさんは少し顔を膨らませて言う。
zm「でもこの前会ったとき泣いてたじゃないすかw」
em「泣っ………………」
zm「あっ……すいません」
俺は悪い気がして、謝った。
em「いや、大丈夫ですよ。……………あのときはお見苦しい所見せてしまってすいません」
zm「……………さっきと比べてエミさん随分喋り方ハキハキしてる」
em「あ、それは…………」
zm「エミさんって…………人と話すの、苦手ですか?」
em「苦手……………そう、ですね。苦手です」
zm「え、あ………」
苦手なんか…。
em「でもゾムさんと話すのは………苦手、じゃなくなって来ました」
えっ!ありがたいわ…!
zm「……………じゃあ、俺と一緒に居れば、苦手克出来るかも……ってことすか?」
em「…………分かんないです」
zm「分かんない…………か。じゃ、克服できるように俺手伝いますよ!後………………」
俺はさっき疑問に思った事を聞く事にした。
em「?どうしました?」
zm「此処、我々城っすよね?」
em「え、はい……」
zm「我々城の…………端に付いてる家?」
em「総統が………事情を話すと此処で良いって………」
zm「豪華やのぉ…………ん?っちゅう事はエミさんって軍の人?」
em「え?もしかしてゾムさんも?」
まさか…。
zm.em「幹部…………」
em「えっ」
zm「………………………俺等知らんかっただけで、もしかしてめちゃめちゃ近くに居る人やったんやない?」
em「……………………」
そんな奇跡が…!
em「せ、せやって、んですね…………」
エミさんは突然、涙を流した。
zm「エミさん?!」
em「…………すいません。…………何でもないんです……ｴｸﾞｯでも……」
zm「……………ふふっ。人見知りと、その泣き虫は治さんとな」
em「はい………」
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作者名：清水・透 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月9日 19時
