【d!】対照的な二人の幹部【合作】 (ページ11)

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5話　お願い　zm side ページ11

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zm「え、あ……………そ、そか!………………」

俺は心の中で“楽しい”と言っていても、身体は正直だった。

…顔あっつ…。

em「ふふっw」ﾆｺｯ

zm「!……………………んふふw」

エミさんは笑ったのを見て、俺はつられて笑った。

em「お茶にしましょうか、ちょっと待ってて下さい」

zm「…………………………なぁ、エミさん」

お湯を沸かそうとキッチンに向かうエミさんに、俺は話しかけた。

em「!………はい、何ですか?」

zm「エミさん、同じ幹部やろ。たまには……俺ん所にも来てくれへん…………?皆優しいし、俺一人に慣れてきたら次は、集団とかに慣れてみるんも…………」

そこまで喋った時、俺はエミさんを見て黙ってしまった。

…無茶なお願いしてもうたな…。

em「ゾム、さん……」

エミさんは、俺の名前を呼んだ時、考え込んだ。

少し顔を顰めるエミさん。

zm「ダメ、か?」ﾁﾗｯ

顔を上げて、エミさんの目を覗きこむようにしてみる。

em「…………………………べ、別に、良いですよ、」

俺はエミさんの返事を聞いて、嬉しくなった。

まさか、“良い”って言ってくれるなんて…。

酷く無茶なお願いしたと思っていたんや。

zm「やったぁ!ありがとなエミさん!!」ﾆｺﾆｺ

俺はエミさんに、渾身の笑顔を見せた。

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