風邪2 ページ33
三日月side
大丈夫だろうか
どんどんとAの息があがってくる
石切丸は加持祈祷..岩融と小狐丸は出陣が入っていたため、部屋から抜けた
しばらくしたら燭台切と歌仙が来る
その手には食事が乗っていた
燭「皆さん、食事ですよ」
燭台切は俺達二人の前に食事を運んだ
歌「A...食べられそうかい」
歌仙は粥と匙を持ってAのところへ行く
「待て。我等が」
燭「三日月さん達はちゃんとご飯食べてよ。石切丸さんも、もう少ししたら戻ってくるだろうし.....A君が心配なのはわかりますけど、お兄さん達が無理しちゃ」
「...それもそうだな」
立ち上がろうとした俺と今剣は顔を見合わせ腰をかける
燭台切は俺達がちゃんと食べるように見張り、歌仙がAに粥を食べさせる....なんというか、やけに異常な光景だな
それから数分して石切丸も食事に合流したのだが
『っ..ぅえ』
Aが吐き出した
それには、さすがの俺達も食事どころではない
箸を食膳に置き、慌ててAにかけよる
「A、大丈夫か」
石「今剣さん、薬研君から袋と新聞紙と消毒を...それから、主を呼んできて」
今剣「ばびゅーんといきますよ！」
石切丸はAの背中を擦りながらテキパキ指示を出し、今剣も素早く行動する
石「三日月、Aの着替えを頼めるかい」
「相分かった......燭台切、歌仙。此処は俺達で充分だ。済まぬが食事を厨へ頼めるか」
燭台切と歌仙は頷いて食事を運び出した
俺はそれを見送り、箪笥からAの着替えを
探す。後ろではAの嗚咽が聞こえている
石「大丈夫...A、まだ出そうなら、全部吐いていいからね」
おそらく、怖いのだろう
石切丸はずっと優しくAを宥めていた
「着替えがあった。石切丸よ、どうしたら良い」
石「ちょっと待っ」
石切丸が言いかけた時、部屋の襖が勢いよく開けられて、主が飛び込んできた
審「はっ...はぁ、吐いたって？」
息切れしている主はよたよたとAの元に寄る
Aは泣きながら未だに嘔吐していた
審「っベェな、やっぱ病院行かねぇとか？」
主は滅多に見ない表情をして言った
それから、Aに優しく言う
審「A君。辛いな、気持ち悪いな...大丈夫、全部吐いていいから......石切丸、俺の部屋行ってグラさんに現世に降りる許可貰ってきて。やっぱ病院行くわ」
石「わかった」
石切丸はAから離れて部屋を出る
審「三日月、今剣。お前らも準備して...ちょっとこの風邪厄介だから」
それから俺達にも指示を出した
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akithin.(プロフ) - 完結ですか？ (2020年8月21日 20時) (
レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年5月16日 9時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 続き超〜気になります！更新頑張ってください！待ってます(￣▽￣)b (2018年9月16日 19時) (レス) id: 6fee25d852 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - はまりましたね…更新頑張ってください！ (2018年7月22日 10時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりますた！楽しみに待ってます (2018年4月30日 11時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年9月24日 14時
