お料理【リク】 ページ30
今日はA君と料理当番
「手は洗いましたか」
『洗いましたー！』
両手を僕に見せるA君に、エプロンをつける
「よし、じゃあ人参さんを切って貰おうかな」
僕は人参をまな板の上に置く
その後にA君を足台に乗せてあげる
包丁を持たせるのは心配なんだけど大丈夫だよね
いつも刀振り回してるし
「ってｱﾞｱﾞ！A君」
A君は包丁を握って、そのまま人参を切ろうとしてた...危ない。指切られる
僕は咄嗟にA君の後ろから手を抑える
『？』
キョトンと僕を見上げるA君
「まずは猫の手だよ」
『..にゃー？』
「ん゛っ....」
猫の手はたしかにそうだけどっ、何なのこの子
『でも、にゃんこになったら、僕..包丁もてない』
「そうだね.....でも..片手でいいから」
『片手じゃにゃんこじゃないもん』
「ｱﾞｱﾞｱﾞ」
桜が散って料理にならない
「..分かった。じゃあA君はお肉をこねようか」
冷蔵庫からひき肉を出してボールに入れる
「こねこねしててね」
『分かった』
無造作にボールに両手を突っ込み、肉にこね始めるA君を横目に見て、僕はその隙に材料を全て切る
『ままぁ』
「なんだい？」
しばらく黙ってこねてたA君が後ろから呼ぶ
『ぐちゃぐちゃになった』
「そうだねぇ」
ソースの味を確かめながら返事をする
『遡行軍のお肉もこうなの？....じゃあ、僕達がたおしたやつらも、お料理出来る？』
「ﾌﾞﾌｫ..っ...！？」
思わずソースを吹き出してしまった
慌てて後ろを振り返ると、何をどうしたらそうなるのか教えて欲しいってほどA君は肉塗れだった
「何したの！？」
『疲れたから真剣必殺したらお肉が降ってきた』
「なんでだい！」
じゃないよ。どうしよう
『ねーぇ、できる？』
「出来ないし、出来てもお腹壊すから駄目！！とりあえず今はA君はお風呂に入って来なさい！」
『むぅ..』
火に止めて、膨れるA君を抱えて厨から出る
湯殿に行くとちょうど石切丸さんが居た
石「え゛っ」
そしてA君を見て凄く驚いた顔をしていた
「あぁ、すみません石切丸さん、A君も一緒にお願い出来ますか」
石「出来るけれど、何をどうしたらこうなるんだい」
最もな質問の投げかける石切丸さんにA君を押し付ける
石「..」
彼は走って消えた。
とりあえず、何か塗れのAの服を脱がせて浴場に行く
石「何をしたんだい」
ベタベタな頭を洗いながら聞くと
『こねこね』
とだけ言われた
その正体が分かったのは夕餉
どうやらハンバーグを作っていたらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 867人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
akithin.(プロフ) - 完結ですか？ (2020年8月21日 20時) (
レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年5月16日 9時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 続き超〜気になります！更新頑張ってください！待ってます(￣▽￣)b (2018年9月16日 19時) (レス) id: 6fee25d852 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - はまりましたね…更新頑張ってください！ (2018年7月22日 10時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりますた！楽しみに待ってます (2018年4月30日 11時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風船ガム | 作成日時：2017年9月24日 14時
