遊園地 ページ12
主の計らいで、俺達は遊園地たる所に来た
兄弟水入らずだ
三日月「さて..」
とりあえず、来た事には良いのだが
これは...どうやって入るのだ？
石切丸「ちけっとを買うらしいよ」
石切丸が主からのメモを見て言う
ちけっと..？
岩融「おぉ！あれだな！」
背の高い岩融はちけっとを見つけた
しばらくしたら人数分のちけっとを持って来た
「ちょっと！！お支払い！」
後ろから大勢来るのだが、大丈夫か？
石切丸「ｱﾞｱﾞ！もう、支払いをしないと駄目なんだけどな！？」
Aと手を繋いでいた石切丸が怒りながら支払いを済ませる。俺達はやっと中に入る事が出来た
三日月「現世も大変だな」
小狐丸「恐ろしい..」
中は人だらけだった
『...』
石切丸「...大丈夫」
Aがぎゅっと掴んでくるから握り返してあげると、落ち着いたみたい
石切丸「いいかい、みんな。一番困るのは迷子だからね？」
三日月「わかっている」
って言うキミが一番心配なんだけどな！
今剣「A！さいしょはなにしますか！？」
今剣さんがぴょんぴょん跳ねながらAを覗き込む
『...じぇっとこーすたあ』
岩融「では行こうぞ！」
私達は知らなかった
その乗り物が、どれほど恐ろしいものか
───────────────────
小狐丸「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ！！」
岩融「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！助けてくれええええええ！」
今剣「うあああああ！たすけてくださあああい」
『｡ﾟ .ヾ(*´∀｀*)ﾉ. ﾟ｡』
三日月「あなやｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！」
石切丸「平常心、平常心……っ」
張り切って一番前に乗った小狐丸は絶叫
次に座った岩融、今剣は助けを求めていた
三日月は手摺に捕まって堪えてて
石切丸は俯いて耐えていた
Aだけは、楽しそうに乗っていたが
数分後、降りた五人は重症
三日月「...生きてる」
小狐丸「(๑° ꒳ °๑)」
岩融「お..おわ、終わった..か」
今剣「こわかった..」
石切丸「...」
ベンチにぐったりとしていたのを、来場者が
チラチラ見ていたとか..
『兄上！あーにーうーえ！』
Aは俺の腕を引っ張る
三日月「A..しばし、待て...ジジイには
だいぶキツいのだ」
『むぅ』
石切丸「A、少し待ちなさい..」
石切丸が宥めるが、その顔は真っ青だった
小狐丸など、もう放心状態だ
岩融も今剣もぐったりしている
なんだアレは、異界のものだろう
何故人間はアレを楽しそうに乗れる！？
...本気で死を覚悟したぞ、俺は
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akithin.(プロフ) - 完結ですか？ (2020年8月21日 20時) (
レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年5月16日 9時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 続き超〜気になります！更新頑張ってください！待ってます(￣▽￣)b (2018年9月16日 19時) (レス) id: 6fee25d852 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(まつり) - はまりましたね…更新頑張ってください！ (2018年7月22日 10時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - Σd(ﾟ∀ﾟd)わかりますた！楽しみに待ってます (2018年4月30日 11時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年9月24日 14時
