君と、僕らと。【QuizKnock】

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『ううん、休講ってわけじゃないんだけど…移動教室、場所わからなかったら間に合わなくて
　だから図書館で勉強してようかなって！』

「で、図書館の場所もわからなかったんだ笑
　もしかして方向音痴？」

『失礼な、ちょっと地図が読めないだけだよ！』

「それが方向音痴の原因なんじゃん〜〜〜笑
　仕方ないなぁ、今日のさぼりは許してあげよう」

『誰目線！？』

「こうちゃん目線！」


どやぁ、と思いっきりどや顔をかまされた。
同い年だと判明したばかりなのに、その表情はずいぶんと子供っぽく見える。


「あー！子供っぽいとか思ったでしょ！」

『え、あ、いや、思ってないよ！？』

「嘘下手か笑 いっとくけど絶対俺よりAのほうが童顔だからね！」

『えーそんなことないよ！！』



そんな言い合いをしつつ図書館に到着。

初対面のわりに仲良くなったものだ。
大学に入ってから男の子の友達はあまり作っていなかったので新鮮だった。


「ここが図書館でっす、覚えた？」

『…おしゃべり楽しくて道順覚えるの忘れてた』

「なにしてんの！！」


なんてまた言い合いをしつつ、LINEを交換して図書館では別れた。

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