君と、僕らと。【QuizKnock】

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「図書館に行きたいんですか？新入生？」


独り言を聞かれていた。
先輩かな…？

カジュアルなジャケット姿の男の人…


『あ、そうです。新入生で、図書館に行ったことなくて…』

「じゃあ僕も今から行くので一緒に行きます？」

『ほんとですか！助かります〜！』


人気のなくなってきた構内で一人ぼっちでさまようところだった。危ない。


「行きましょうか。僕も新入生なのでそんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ！」


手であっちだよ、と示してくれる。
先輩じゃなかったのか！


『あれ？じゃあ同い年なんだ！』


男の子歩くのはやいな〜っておもって速足で追いかけたら
それに気づいてスピードを合わせてくれたみたい。


「学部は？」

『法学部だよ』

「おお〜〜〜！！！一緒だ！！！」


前を見ながら話していたかと思えば、
少し上の高さからグイっと顔が近づいてきた。

距離感距離感！いきなり近い…っ！！



って、同じ学部なんだ！

４限実は同じ講義で場所わからなかった仲間じゃないかな…？
さすがにないか。


「えっと名前が…？」

『秋波 Aだよ』

「Aっていうのか〜！俺は渡辺航平っていうの、こうちゃんって呼んで！」

『こうちゃんだね、もしかしたら１つくらい同じ授業受けてるかもしれないね』


今日の４限とか４限とか…


「そうだね〜、今日は？Aは何限なの？」

『今日は３，４，５だよ……ぁ』


さらっと授業飛んでる宣言をしてしまった。


「え…？４？だめだよ授業さぼっちゃ！あ、休講？」


あーあ、こうちゃんは４限一緒じゃないことが確定した、残念

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