女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

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明智「上杉くぅぅぅん」

『光秀、まだ負けたわけじゃない。泣くな。』

ビート対決を旗印された上杉は相手に100ポイントを叩き出された。

『…琵琶。』

画面の中で琵琶を弾いている謙信は輝いていた。

『すご、』
明智「すごいね。」


魔村「採点は、28000点。」

『にまっ、え？？』
明智「すごい点差…だね」


秀吉「まあ俺やったら、もっと"ここ"を使った戦い方するけどなあ。」

人差し指でトントンとこめかみを叩く秀吉。


『"ここ"ね。』



魔村「一同！注目！」

魔村「今日から特進クラスに転校生が加わります。」

伊達「ふっ、急だな。」

『1週間くらいなら入学式から来いよ…』


魔村「どうぞ。」

そう言ってドアから入ってきたのは、同い年…？なのか？


48歳にしか見えない、が強そうなのは分かる。


徳川「徳川家康だ。」

みやび「この方が、徳川家康…」

『知り合い？』

みやび「…いえ！違います！」


みやびは、戦国時代の覇者…などといつものように1人でチャコチャコ言うてる


井伊「15歳じゃねえだろ、笑」

『お前もな。』

井伊「なんか言ったか？？あ？」


魔村「皆さん！お静かに。」

理事長「ではみんな、仲良くな。ふふふ。」


布を被せされ、理事長と秘書は教室から出ていった。


さ、見れるでぇ。井伊たちの負け顔。


井伊「おい！なんだそのグラサン」
徳川「ゴミが目に入らないようにな。」
井伊「おいてめぇ、こっち見ろよ。ビビってんのか？笑」

徳川「ゴミをまじまじと見つめる人間がどこにいる。」
井伊「ッチ…ゴミだぁ？」

『見れた見れた。今日はいい日になりそうだ。』
上杉「Aちゃんって意外と性格悪いんだね、あはっ」

『性格悪くは無いよ。よくもないけど！あはっ』


明智「あの、やめましょうよ！朝ですし…」

『昼ならええんや、笑』

明智「揚げ足取らないで、A。」

『…さーせん。』


徳川が旗印戦の悪口を散々言い、次は武田信玄の悪口を言うタイミングでみやびが割って入った。


信長「おー！焼けた焼けた！」

秀吉「ホタテいま焼くぅ！？」

『相変わらずやなぁ笑』

それにしても、ホタテ…美味しそう…。


信長「貴様、いい匂いを奏でるなぁ！」

美味しそう…


徳川「また助けられたな。見てたぞ。お前が救われたとこ。信長に貰った偽物の勝利か…笑」


…やっぱり、そういう事か。


武田は教室から出ていった

『…武田っ。』

止める声は聞こえなかったご様子で。

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