女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

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『気持ちが軽くなった、ありがとう。』

信長「…そうかなら良かった。」

『スルメ美味しいね』

信長「歯に挟まるけどな」

『だね』

のほほんと言う空気で廊下を歩いていたら、放送がなった

魔村「公認旗印が出ました。特進クラスの徳川家康くん。【3分以内に武田信玄を喧嘩で倒す。】」

私たちはその放送を聞いて走り出した



さっき私の事守ろうとしてくれた、憎たらしい時もあるけど本当は優しい武田

武田、無事であってくれ




そんな思いは、届かず。



教室を覗くとクラスのみんなが立ち上がっていた。



そこには転がっている武田。


『たけだ、っ』



伊達「バケモノ…」

明智「次元が違いすぎる…」

暗い空気が教室に流れている


ゆっくりと私と信長くんの方に向かってくる徳川くん


徳川「ゴミを1つ、始末したぜ。」



ヤバいやつって、あの人のことを言うんだ。


『武田！！』

近寄ると血だらけの武田がぐったりとしていた


『大丈夫、なわけないか…誰か保健室に一緒に連れていこう』

みやび「助太刀いたします」

信長「…俺も行く」


私たちの顔は日が明けても明るくなることはなかった。


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