女だからと言わせない。〜新･信長公記〜

17 ページ17

『アイツかくれんぼ上手すぎるやろ！！』

丸一日見つからなかった…

仕方ない帰ろう。


『ただいまー。』

返事の帰ってこない家、慣れないなぁ


母と父を亡くしてはや5年

5年間育ててくれた祖母と祖父とは高校が実家から遠いという理由でお別れをした。

ご飯は作れないので毎日コンビニ弁当。

『意外と飽きないもんやな』


1人でご飯食べて、1人でお風呂、1人で、1人で…


『さっっっびっっっしっっ！！！！恋人どこやねーーーん！！！！』


あー疲れた。寝よう。




その日の夢は、お花畑の中恋人と仲良く手を繋いでる夢だった。

相手は…肉山先生ではなく信長くんだった


さっきまで手を繋いでいたはずの信長くんは図書室にいて、なぜか私は隠れてる状態

『信長くん？』

信長「おやすみ」

何故か寝させられた。

コツコツという足音がなって目を開いたら光秀がいて、暗闇の中光秀は笑ってた。

また足音がしてその足音の正体は徳川くん。

徳川くんはボコボコに信長くんを殴った

『光秀の裏切り者ーーー！！！』


ちゅんちゅんというスズメの声が外から聞こえる


『変な夢。』



_______________


変な夢が気になって、もう一度寝たらすごく遅刻した。


『ミスったーー！！同じ夢見られへんかったしーー！！』

校門の門は閉まっていたので、飛び越えた瞬間放送がなった。

『…バレた！？』

魔村「みなさん、まだ制限時間前ですが、家康くんからお話があるそうです。」

ホッと胸を撫で下ろす


『バレてなーい！セーフ！』

肉山「バレてるぞ」

『ひえ！？！に、肉山先生…！』

肉山「いつもは反省文を書かせるが、今日はもう良い。早く家康を見てこい」

『あ、ありがとうございます！！』


焦った〜。最近肉山先生とよく会うな…。


まさか！運命がそうしているの！！？

あぁ、肉山先生、あなたはどうして先生なの？

そんなことを思いながら校庭へ向かう

_______________

徳川「今から俺は宣言する。今回の旗印戦この徳川家康の敗北でよい。」


『え、』

近くからそんな言葉が聞こえてきて走るスピードを早めた


徳川「お前たちゴミに勝っても意味が無いからだ。」

酒井「はぁ！？俺たちの同盟にビビっただけだろうが！」


徳川「俺たち、俺たち、俺たち。たちたちたち！群れるな！このゴミ共が！たちというの考えを捨てろ。いいかお前の人生は誰のものだ！誰でもない。お前自身のものだ！」

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す