ジヨン ページ4
A。
俺の声に反応しようとしてるけど目が空いてない。
疲れてるんだな(笑)
俺は、Aが冷やしてくれていたビールを飲みながら冷静になっていた。
俺のいい所も悪い所も、全部知ってるA。
お前が、1番なんだ。
とつくづく思う。
それは、彼女じゃないからなのか友達だからなのか…。
友達だから、近くにいてくれるならやっぱりその方がいい。
お前の側で、お前が笑ってくれるならそれでいい。
それがいい。
お前の笑顔は、俺を生かしてくれる。
生きてる意味を教えてくれる。
好き。
大好き。
愛してる。
どんな言葉にも変えられない。
それが俺とお前の関係。
隣でスヤスヤ眠るAを横目に、新たな詩を持ち込んだパソコンに綴っていった。
…………
どれだけ眠ったんだろ。
俺は、Aの隣で一緒に眠っていた。
｢……ジヨン？｣
｢起きた？｣
｢ごめん。寝ちゃってた。｣
｢ううん(笑)疲れてたんだろ？俺も寝ちまったし気にするなよ。｣
俺らは、テレビを見ながら飯を食べた。
｢なんか、こういう時間も贅沢だね？｣
｢だな(笑)ホテルって寝るだけだと思ってた。｣
｢ジヨンは特にそうだよね(笑)仕事の合間に寝る場所だもんね。｣
｢ベランダから海も見えるし波の音も聞こえる。この部屋借りといて良かったよ(笑)｣
俺らの強がり？
ううん。
本当にそう思ってる。
どんな空間でも居心地が良けりゃ幸せなんだ。
｢あ！今日、どこかで花火大会があるみたいなんだ。｣
｢マジ？！｣
｢きっと、この部屋からなら見れるかな？と思うんだ。｣
｢そっか。じゃあ、あと少し俺は仕事するわ。｣
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作者名：ニィチャ | 作成日時：2018年6月25日 23時
