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けけけけけ、けっこん?ケッコン?結婚!?



「あー、そうだな。俺の副社長就任発表の前に発表しよう。それがいい。」

「お前それは違うだろ。」

「ほら、俺かっこいいし、副社長だし、次期社長だし!狙われちゃうじゃん。だから、早い方が良い。誰にも俺の邪魔はさせない。直己さん、段取っといて。」

「直己、やらんでいい。」

「なんで!俺のAだって言っておかないと!邪魔が入る!」

「それは大丈夫です、お坊っちゃま。ツワモノ共は成敗して参りましたから。」

「さっすが直己さんっ。」


先輩はご機嫌に体をユラユラ。私も一緒にユラユラ。


「ねぇ、A。今日の夕飯なに?」

「知りません。」

「まだなに作るか決まってないの?じゃあ、俺ハンバーグがいいなあ。」

「どうして私が先輩のご飯を作る前提なんですか?それに、ご飯より先にこの状況を説明してください!」

「えー、やだ。」

「やだって。」

「まあ、Aちゃんもうちのこんなドラ息子を相手に大変だと思うが、よろしく頼むよ。」


えっと、それは秘書としてですよね?


「ドラ息子って。俺めっちゃ頑張って来たじゃん。1人で!A連れて行けたらもっと頑張れたのに。ね?ドラ息子って酷くない?」


やっぱり親子なのか。


「いえ、今のところドラ要素しかお見受け出来ませんが。」

「Aまで!」

「まあまあ、お坊っちゃま。ちゃんとお坊っちゃまの頑張りは海を越えて実を結んでいますから安心なさって下さい。」

「直己さぁあああん!」


もう!耳の近くで煩いなあ、と思っていたら、


「A?今夜は覚悟してろよ?」


と、耳許で囁かれ、頬にキスが落とされた。



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作者名:ガヤキティ | 作成日時:2017年10月5日 22時

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