あの日と同じ夜空へ 〜Kei，I 〜

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＿＿＿＿＿家

雄也「仕事お疲れ」
「ありがと」
着ていたジャケットを脱いで椅子にかける。

雄也「Aが仕事してるところ、久しぶりに見たけど
やっぱり仕事しているAはかっこいいや」
「そうかな？雄也にずっと見られていて集中出来なかったけど？笑」

なんて笑い話をしていると
雄也「今日、伊野尾くんと2人で話した」
慧の名前が雄也の口から聞いて驚いてしまう。

「何かあった？」
私が今一番知りたいことだった。

雄也「Aの事よろしくって言ってきたよ」
なんだそんなことかって思ったけど
「雄也はさ、私が伊野尾さんとどんなことしたとか興味ないの？」

雄也「伊野尾くんとのことは聞いてはいけないと思ってずっと我慢してた」
「そっか」

今、雄也聞かれても思い出が全部蘇ってきて辛くなるだけだ。

雄也「伊野尾くんと何があったとか知っても俺に得は無いし
　今は俺の彼女なんだから過去のこと気にするより今を愛した方がいいって思って」

「雄也……私のこと好きでいてくれてありがとう」

雄也を後ろから抱きしめた。
雄也の背中は慧の背中より大きくて守ってくれる。

雄也「こちらこそありがとう。愛してる」
雄也にキスをされて照れて下を向いてしまう。

雄也「あーあ、伊野尾くんより早く知り合ってればよかったのに」
雄也は小声で言っていたが私は聞こえないフリをしていた。

“ねえ、慧。私随分大人になったよ“

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