あの日と同じ夜空へ 〜Kei，I 〜

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初めに目を合わせたのは雄也だった。
雄也は私の後ろに来て

雄也「今日来るんだったら言ってよ、隠されてたの悲しい」
「ごめん、サプライズ笑」

こんな話している間、慧からの視線を感じていた。

スタッフ「Hey!Say!JUMPの皆さんスタンバイお願いします！」

有岡「じゃあまた！良いお年を！」
「お疲れ様です」

すれ違う時、雄也は私の方を見て微笑んでくれて
それだけでドキドキしていたのも束の間、
一番後ろにいた慧と目が合ったが
お互いすぐ目を逸らした。
私たちの関係を知っているのは雄也だけだから。

みれい「Aさんと伊野尾さん前まで良く話していたのに
何かありました？もしかして…」

「私はただの一般人だからそんなことないよ笑
ちょっと前に伊野尾さん、熱愛報道出てたし」
みれい「そんなことありましたね笑」

慧の熱愛報道を普通に話せているのも
今、雄也と幸せだから話せるんだ。

“私ね 雄也と一緒だと 一度も泣いてないんだよ“

Mステの生放送が終わり、みれいちゃんと一緒に家に帰る。
帰りの電車内で
高木雄也もう帰っちゃった?

みれい「やっぱりAさん彼氏いるんじゃないですかー！」
みれいちゃんは私の携帯を覗き込んでいた。

「ちょっと！先輩のプライベート覗かないの！」
みれい「いいじゃないですか！笑 今日は会わないんですか？」

さっき会ったから会わなくてもって思ったけど
やっぱり会いたいなって気持ちもあって

「クリスマスとかイベントがあると忙しい業種なの。
本当は会いたいんだけどね」

みれい「会ったらいいじゃないですか！」

まさかHey!Say!JUMPの高木雄也だとは思ってもいないから
みれいちゃんは気軽に言えるんだよね。

「また連絡してみるよ」

Aもう電車だよー
と連絡して携帯を閉じた。

本当だったら今頃慧と待ち合わせして
お酒飲みながら話していたのかな。

雄也がいるのに頭のどこかでは慧のことが忘れられない。

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