あの日と同じ夜空へ 〜Kei，I 〜

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＿＿＿某事務所


A「失礼致します。本日三浦様とお約束している“Fabデザイナーズ“の山本Aですが」

受付の方に通された部屋に向かう。

みれい「今日の顧客の方、アポ取れるといいですね！」

A「うちに依頼してくるの初めてだからね。最初の印象が大事だよ」

みれいちゃんと話していると部屋へ向かってくる人がいた。

気持ちを切り替えて仕事モードに入る。

三浦「お待たせしました、本日担当する三浦と申します」

A「初めまして。Fabデザイナーズの山本と高橋です。本日はよろしくお願い致します」

名刺を交換し、みれいちゃんがまとめてくれていた会社で取り扱っている商品のカタログを元に話を進めていった。

三浦「それでなんですけど、山本さんはジャニーズは詳しいですか？」

ジャニーズという言葉を聞いて動揺が隠せなかった。

A「そんなに詳しくないですが嗜み程度には…」

三浦「それなら良かった。このデザインの衣装を今度ツアーをするHey！Say！JUMPに着てもらおうと思っていて」

さらっとHey！Say！JUMPの名前が出てきて思わず声が出てしまう。

A「JUMP…ですか……？」

みれい「三浦さんすみません。山本さん、Hey！Say！JUMPのファンでして…」

三浦さんも勘づいていたのかフフっと笑って

三浦「それなら話が早いですね。この打ち合わせの後彼らとの打ち合わせがあるので同行して頂けませんか？僕がOKを出しても実際着るのは彼らなので」

さっきふと思っていた

“JUMPの衣装のデザインが出来たらいいな“

この思いがまさかこんなに早く実現するなんて思ってもいなかった。

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