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本当は ページ3

キュヒョンとちゃんと会えずに一週間くらい経ったのかな。

相変わらずミュージカルが忙しいみたいで、最近は一人で帰ることの方が多い。

マンションに着いて
自分の部屋へ向かう。

………と、部屋の前に
しゃがんでる一人の男性が。


「キュヒョン…?」

眠そうな目を擦りながら立ったキュヒョン。


「急に…どしたの?」

KH「ちょっと会いたくて。」

こんな言葉、最近聞いてなかったからやけに顔が火照る。


あえてその言葉はスルーして、急いでドアを開ける。
もう言わなくても分かるよね?私の真っ赤な顔を見たら。


「何か食べる?」

ソファーにドカッと腰かける疲れ気味の彼。


KH「大丈夫。」

「そう…。
じゃあコーヒー入れるね」


静かな部屋に
ポットの音だけが響く。

カップをふたつ用意して、コーヒーを淹れる。


「お待た…」

リビングに運ぶと。

うとうと眠るキュヒョン。


もう分かるから。
キュヒョンがこうなる時は大抵疲れが溜まってるとき。
だてに私だって、ただただキュヒョンと2年間一緒に過ごしてた訳じゃない。

これでもキュヒョンのことは沢山知ったつもり。
こういう時はゆっくり寝かせてあげるのが一番。

部屋から毛布を持ってきて掛けてあげる。


せっかく淹れたコーヒーはもう冷めてしまったけど。
コーヒーなんてどうでもいい。いつでも飲めるから。

でも。

でもこの目の前の人は。
いつ私の隣から消えてしまうか分からない。
私なんかに飽きて、他の可愛い女の子のとこに行ってしまうかもしれない。


「不安なんだよ、キュヒョン…」
気付いたら私は、
キュヒョンの大きな手を握って呟いていた。


「疲れてるんだよね、凄く。
毎日お疲れ様。」

別に聞こえてなくたっていい。

「ミュージカルが終わったら出かけよう…?」

キュヒョンの綺麗な顔を見つめながら独り言を言って。
キュヒョンの肩に寄りかかって。


………それからの記憶はない。

気付いたら一人でソファーに寝ていた。
毛布は私にふわっと掛かっていて、机には一枚の置き手紙が。

.

.

おはよう。
昨日はごめん。
コーヒー美味しかった^^

また連絡する。

.

.



置き手紙までキュヒョンらしくて思わず笑ってしまう。
結局、昨日はあまり話せなかったな…。

でも大スターの彼女になった以上

私に我慢は付き物なんだけど。

あの人→←普通じゃない彼



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設定タグ:superjunior , キュヒョン , KYUHYUN   
作品ジャンル:恋愛
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ぴーまん(プロフ) - ロミさん» ありがとうございます!(;_;)そんなこと言って頂けて…本当に感謝です(涙)励みになります^^ もっときゅんきゅんさせられるように頑張ります♪笑 (2014年7月20日 8時) (携帯から) (レス) id: 9659c62f6b (このIDを非表示/違反報告)
ロミ(プロフ) - ドキドキ、きゅんきゅんできて、スゴく良かったです♪また、続きがくるの期待しております~(^^) (2014年7月19日 23時) (レス) id: c1cebe701a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴーまん | 作成日時:2014年7月3日 0時

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