僕の生きた23年間。 (ページ31)

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#episode30 ページ31

＿Yuta side

みんなで、涼太くんの病室に向かった。

「「コンコン」」

龍友「涼太、入るで。」

「「ガラガラ」」

ドアを開けると、

涼太「みんなっ、ｸﾞｽﾞｯ」

泣いている涼太くんがいた。

亜嵐「涼太っ！」

亜嵐くんが、駆け寄って抱きしめた。

亜嵐「涼太、大丈夫。

泣かないで。ね？」

龍友「そうや、泣くな。」

涼太「ｸﾞｽﾞｯ、、やだっ。」

メンディー「ん？」

涼太「やだよっ。

みんなと別れるなんてっ、、ｸﾞｽﾞｯ」

龍友「涼太、、、。」

涼太「俺、自分が死ぬよりっ、、ｸﾞｽﾞｯ

みんなと別れるほうが怖い。

みんなに、忘れられそうでっ。

それにっ、、」

涼太くん。

自分が死ぬのより、GENEの事を考えてくれてるなんて。

亜嵐「涼太、安心して。

俺達は、絶対に涼太の事忘れない。

1日、1秒。ずっと、涼太の事を想ってる。

だから、俺達は大丈夫だよ。」

涼太「うあﾞぁああﾞぁあぁﾞああぁぁうあﾞぁあﾞぁぁ」

亜嵐「いいよ。泣いていいい。

涼太は、今まで良く頑張ったからね。

いつも、GENEのために自分を犠牲にしてくれてたじゃん。

俺が、頼りないリーダーだからさ笑

多分、涼太がリーダーが良かったと思う。

頭キレてるし、周りの事よく考えるし、いつでも相手を大切にしてたじゃん。

だから、涼太は、、、ｸﾞｽﾞｯ。

だからっｸﾞｽﾞｯｸﾞｽﾞｯ、涼太は!!」

涼太「亜嵐くん、ありがとう。

俺っ、、もっとGENEで活動したかったよｸﾞｽﾞｯ」

亜嵐「涼、、、太？」

涼太「もうっ、、お別れっぽいよ。」

龍友「涼太ッ！」

涼太くんは、亜嵐くんに体を委ねた。

もう、座る気力もないように。

裕太「もう、横にさせよう。」

亜嵐「涼太ー、横になろうね。」

亜嵐くんが、涼太くんをベッドに寝かせた。

涼太「ありがと、ねぇ。」

龍友「どした？」

涼太「一つ、みんなにお願いがある。

聞いてくれるかな、、？」